4月26日の「ボーダーライン2018」です。

Posted by theatreminori on 27.2018 稽古レポート
5月12日(土)開催の「ハートランドチャレンジFES'18 in 南大塚ホール」が近付いてきました。てあとるみのりが「ボーダーライン」を上演する第1部、あの天空の城ラピュタのムスカ大佐役をはじめ、様々なドラマ、映画、バラエティなどで活躍中の寺田農さんが朗読のパフォーマンスを披露する第2部まで、盛りだくさんのイベントになっておりますので、お時間のある方はぜひ、第1部だけでも結構ですので足をお運びください!

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そんな午前中の制作部ではイベントのチケット販売のための情報宣伝に力を入れました。とにかく知り合いにはダメもとで声をかけよう!一人10人呼べば100人になる!と、気合を入れ直して、チラシの発送・持ち込み先の再確認と発送準備を行っています。今回は自分達主催の公演ではないイベントに参加しての公演なので、チケットのセールスを気にするのはイベント運営側です。それでも、出演するからにはお客様に自分達の姿を見てもらいたいという思いは同じです。一人でも多くのお客様を呼ぼうという意欲で、力を合わせて取り組んでいます。皆様のご来場をお待ちしております!

午後の稽古では肝心の公演の内容を磨き上げるための稽古に熱が入りました。先週の稽古で細かく演出が付いた箇所の確認はもちろんのこと、ひとつひとつのセリフの正確性やスムーズさにも言及しながらの稽古でした。まさに最終調整の段階に入ってきました。これまで出来ていると思い込んでいた部分が、実際にセッションしてみると噛み合わない会話(不正確なセリフの再生)があったり、妙な間合いの悪さがあったりと、実際にはかなり未成熟であることがわかりました。役者たちからは「もう一度しっかり読み込んできます」という当然の声が聞かれましたが、これを稽古の場ではなく、自分自身の準備の中で明確に気付き、修正した上で稽古に臨むことが理想です。言われなくても気付けることが、役者の演技の質を向上させる必要条件でもあります。物を創る人間である以上、最低限求められる感性でもあります。特に表現の微妙なニュアンスや技法といった演出的要素ではなく、セリフの文言のずれに関しては、完全に独力で改善できる課題のはずです。どれだけしっかりと準備してきたかは、こういう部分で浮き彫りになります。もちろん、前回の稽古での課題を見事に改善し、不安定だった演技も修正してきている役者もいました。今回十分な成果を見せられなかった役者たちは、こんな仲間の姿からもっと刺激を受け、それを上回る準備を積み上げて次回の稽古に臨んでもらいたいところです。

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そんなシビアな本質を表面に押し出すことなく、演出からは「セリフをもう一度確認しておいてくださいね」という声掛けしかありませんでした。表面的には稽古は和やかに、楽しい雰囲気で進んでいました。しかし、実際にはそれほど楽観的な状況ではありません。半年以上向き合っている作品のセリフがいまだに正確に言えない。そんな舞台を披露するなどということは、とてつもなく恥ずかしいことです。もちろんセリフのマイナーチェンジは何カ所か存在しています。しかし、そんなことはお客様にはわかりません。わかっていただく必要もありません。つまり、言い訳にすらならないのです。

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稽古は冒頭からラストまで、緩やかに通していくような流れで進みました。途中、不具合や予想外のハプニングがあった際には演出からストップがかかり、それぞれの修正点を伝えられ、もう一度そこからやり直すというパターンです。予想外のアドリブに笑いをこらえられなくなったり、真面目なシーンで咳込んだ拍子に鼻水が垂れてしまったり、ちょっとした顔芸のようなアクションに耐えられなかったり、稽古が止まる要因は「笑い」の要素が多かったようです。そのため、雰囲気はシビアになり過ぎず進行していました。そのままダラダラと破綻することもなく、失敗は失敗として受け入れ、次に切り替えて臨むという流れができていたようです。この点は、役者たちの力量の成長を感じました。

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この日の活動では、「ボーダーライン」を披露する「ハートランドチャレンジFES'18」に続く、講演講師依頼、7月の公演、第20回公演などのスケジュールの確認と、それぞれ誰がメインで参加するのかのプラン伝達がありました。それぞれ参加予定の案件には、先方や客層から求められているテーマがあります。それに存分に応じられるような人選でオーダーを組んでいます。役者によっては、それ以外の取り組みとの兼ね合いで、スケジュール的に厳しく感じる場合もあるでしょうが、周囲の期待に応えていくということは、自分が楽な選択をしていては成し遂げられないことなので、仲間と力を合わせて二兎を追い、二兎を得るように取り組んで行くしかありません。それだけのものを周囲から求められているということを幸せに感じ、それに応じていくことが、これまで多くのお客様にご足労を願い、ご支援を賜ってきた私たちの定めなのです。

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