2月22日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 23.2018 稽古レポート
第19回公演影の舞台」の開幕まで、残された活動はこの日を含めてたった2回となりました。いよいよ近付いてきました。制作部のグッズや小道具作り、稽古での役者の仕上がりについて、かなりナーバスになってくるタイミングでもあります。さあ、そんな2月22日(木)の活動の様子を紹介してまいりましょう。

まずは10時から12時までの制作部。グッズ作りは最後の追い込みです。今回も恒例になっているキャラクターしおり(登場する全キャラをそれぞれデフォルメしたしおり)の販売を行いますので、その仕上げが急ピッチで行われました。それ以外のグッズに関しても、予定している数量をクリアした上で、さらにアレンジを加えた物を製造しています。さらに、毎回ご好評をいただいているトートバッグに関しても、今回はちょっと違ったテイストのデザインを導入する方向で最終調整に入りました。とにかく様々な内容の作業が並行して行われています。それぞれにある程度の技術やセンスが求められる段階になって来ましたので、手が空いてしまうとそのままやることが無くなってしまうような展開でした。まさに追い込み時期特有の雰囲気です。

午後の稽古は、通し稽古を軸に、問題点を振り返りながらの稽古となりました。全員が揃う前に実施した昼の通し稽古は、トラブルが起こった際にはストップをかけ、すぐに状況を確認し、修正を施しながら進行していくという、純粋な通し稽古とは異なるスタイルで行いました。セリフを飛ばしてしまったり、詰まってしまったり、立ち位置が異なっていたりした場合には即座に演出から待ったがかかり、正しい流れを確認してやり直します。役者にとって、自分で「ここは大丈夫だろう」と思い込んでいたシーンが修正対象になることも珍しくはありません。思い込みや、詰めの甘さを払拭し、確実に物語の完成度を高めていくためには、細かい部分にも気を遣っていく必要があります。

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通常であれば90分で終わる芝居が、確認とやり直しを含めて150分以上の時間を費やすことになりました。「待った」がかかった回数は31回。細かいミスを含めるともっと多くの修正点がありました。これだけミスが多いと、役者たちは集中力を保つのが難しくなります。当然ながら身体的、精神的な疲労も蓄積します。それでも何とか、修正を施しながら、ラストまでやり切ることができました。しっかりと直すべき所を直し、定着させるために、頑張っていた印象があります。

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ほぼすべての役者がそろった夕方からは、何が起こってもストップをかけない、一般的な通し稽古を実施しています。可能な限り衣装や小道具を実装しての稽古でしたので、自然と気持ちが高まったようです。何カ所か昼間は問題なかったはずなのにミスが起こったシーンや、結局昼間と同じ過ちを起こしているシーンがありましたが、進行不能になるような事態はありませんでした。

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これまでの稽古では仕上がりが不安だった役者が一気に質を高めてきた一方で、相変わらず同じような課題を抱えたままの役者がいたり、意識はしているのに思うように表現しきれていない役者も多く見受けられました。単純に言えば「先週までと変わっていない状況」に甘んじている者がいるということです。個人でできる作業・準備がまだまだ不足しているのにそれ以上やろうとしない。まあなんとかなるだろう」「このぐらいできればいいだろう」「うるさくいわれていないからこれでいいんだろう」といった不必要な「慣れ」に染まっている者が存在することは、残り2週間で修正すべき最大の課題です。

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また、この日はダンスシーンにメインで登場するメンバー、サブで登場するメンバーの発表があり、それぞれのポジションや、踊りに加わるタイミングなども申し送られました。これまではみんなで一緒に全パートの練習を行ってきましたが、全員がその全部のパートを踊れるわけではありません。今回のダンスはある種のサバイバルでした。そんな過酷な条件の中であっても、障がい、学業、仕事、年齢などの社会的立場を理由に諦めるような団員は皆無でした。ダンスの技術に関してはとても誇れたレベルではないことはわかっていますが、このような気持ちの表れが、見る者に感動を与えるはずです。ダンスの構造上、どうしても見栄えやバランスから序列が与えられてしまいますが、努力したことに対しては何らかの機会が与えられるよう、演出が熟考を重ねての編成となりました。劇場でどんなダンスを見せることができるのか?残された時間も力と気持ちを合わせて仕上げていきます!

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