1月18日の「ボーダーライン45分改編版」です。

Posted by theatreminori on 19.2018 稽古レポート
今週から「影の舞台」の稽古は一度お休みで、鴻巣北本自立支援協議会主催のフォーラムで上演予定の「ボーダーライン45分改編版」の稽古が始まります。午前中の制作部はその「ボーダーライン」に向けた衣装や小道具の準備と、第19回公演「影の舞台」のグッズ作りが並行して行われています。

そんな午前の制作部では、第19回公演「影の舞台」のフライヤー(チラシ)の印刷が終わり、業者から引き取ってくるという、うれしいイベントがありました。現物が到着し、箱が開封されると「うわぁ!」「いい感じ!」「すごーい!」といった感嘆の声が数多く上がりました。今回のデザインは今までのてあとるみのりとは一味変えていますので、団員からの反応も大きかったようです。今年は活動開始から10周年になるため、それを記念したマークも入っています。裏面も必要な情報がわかりやすく並んでおり、団員の反応も良かったです。お手に取る機会がありましたら、ぜひご覧になってください。

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こうして出来上がった宣伝材料を、ダイレクトメールで発送する準備も始まっています。いつも闇雲に発送しているわけではなく、団員とのつながりがあるお客様や事業所を中心に(もちろん直接宣伝に伺える場所には直接出向きます)、その団員が直筆のお手紙を添えてのダイレクトメールです。普段はかしこまった文章を書く機会が皆無な団員たちが、緊張しながらも真剣に心を込めてしたためたご案内文です。少しでも多くのお客様の心に響くよう、祈るばかりです。

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午後の稽古では、改編された「ボーダーライン」の脚本配布が行われました。長さが第18回公演のバージョンから約半分になっているため、かなり大きな変更が加えられている箇所もあります。団員たちは興味津々で脚本を手に取って黙読していました。同時に、公演する会場が700人規模の大ホールであることと、そこに見合った演技の仕方を意識する必要性についての解説がありました。これまでも豊島公会堂(現在再開発中)、あうるすぽっとといった大舞台を体験させていただいたことがあるので、その記憶と経験を生かし、その時に陥ってしまった失敗(どうしても舞台奥に立ってしまう、舞台の広さを生かせないなど)を繰り返さないように対策したいところです。

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稽古ではその点に重点を置いた演出が目立ちました。指先や表情の細かい演技に力を注いでも、ほとんどのお客様には物理的に伝わらない環境です。また、声を大きく出さなければいけないという条件もあります。演出からは「もっと大きく動きましょう」「体を大きく動かすことで声も比例して大きくなります」「もっと、相手の方ではなく、前を向く回数・時間を増やして、観客に状況や心理を伝えましょう」「言葉を言い切ってから体を向けるのも見せ方のひとつですよ」などのレクチャーがあり、実際にひとつ一つの会話を切り出し「一度距離を詰めて、逃げて、また追いかけるというパターンを入れて、舞台を大きく使おう」「相手を制するときは手先で止めるだけではなく、足も一歩動かすことで分かりやすくなる」といった具体的な演出がありました。そのセリフに該当する役者以外も「そうか!歩くときにフツーにこうやっていてもわかんないんだ」「もっとこんな感じで動かないとだめってことですね」と、自分自身の役に重ねて理解していました。

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ダンス練習も実施しました。「ボーダーライン」で人気だったあのダンスの他に、今回はもう1曲、これも何度か披露したことがあるお馴染みのダンスを追加しています。どちらのダンスも編成が少々異なるので、ポジション決めや、グループの設定などを行ってから実際に何度か踊りました。過去の公演で練習を繰り返したダンスだけに、最初は不安定だった団員も、少しずつかつての動きの感覚を取り戻していました。舞台の大きさに負けないように、元気いっぱいに踊ることを目標に取り組んでいます。

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ボーダーライン」を演じた第18回公演は2017年8月。約半年しか経っていない中での再演の機会です。イベント主催団体様からのお誘いには心から感謝しています。プログラムの関係で45分間という制限時間がありますが、短くなった作品の中に、本質的なメッセージはしっかりと色濃く残してあります。そして、この半年、私たちは舞台の中で、舞台の外で、それぞれが様々な体験をしてきました。それはすべてがハッピーなものではありませんでした。苦しいこと、悩ましいこと、悲しいことの方が多かったかもしれません。そんなそれぞれの思いが半年間でしっかりと蓄積し、個人の成長を促しているはずです。この「ボーダーライン」は、そんな私たち一人一人の成長を証明するための舞台でもあります。