12月14日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 15.2017 稽古レポート
てあとるみのり第19回公演影の舞台
2018年3月9日(金)~11日(日) 北池袋 新生館シアターにて
チケットは2018年1月中旬販売・予約開始予定です!

てあとるみのりイベント公演「ボーダーライン(改編版)」
2018年2月6日(火) 北本文化センター大ホールにて
特設ページ→こちら



12月も半分経過した14日午前の制作部は、人と荷物が行き来するにぎやかな時間となりました。荷物というのは、公演で使用する衣装や小道具、その原材料などです。まだ公演まで時間があると思われるかもしれませんが、早めに物をそろえておかないと、直前になって買いたかったものが売り切れ、入荷まで時間がかかる、予算が足りないなどの事態に陥ってしまうのです。インターネットの通販でたくさんのラインナップから、いつでもすぐに注文できる時代ではありますが、結局、入荷まで時間がかかる商品が多いのが実情です(特に安価なものほど海外から送られてくるので1~2週間かかるものもあります)。昔と比べて衣装探しの苦労は少なくなったものの、その分早めにあらゆるプランを固めていかなければいけなくなったので、日々衣装や小道具のプランを煮詰めているのです。

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入荷したアイテムはすぐに現物を確認し、サイズ、色合いなどを吟味します。グッズに反映させなければいけないデザインもあるため、すぐにアイテムの写真を撮影する団員もいます。衣装であれば、それを切る予定の役者に試着をお願いすることもあります。そのうえで裾上げや着方のアレンジなどを検討、実行していきます。物を買って終わりではないので、アイテムの入荷が盛んになると、制作部も手掛ける作業が一気に増えます。もちろん、それと並行してグッズ作りも行っています。それぞれが役割を分担して、テーブルの上、床の上で作業を進めています。参加人数は多くても、手元の作業に集中しているので静かな時間が流れるのも特徴です。先週、グッズのサイズのことであれこれ文句を口にしていたK&Kブランドのリーダーも、この日は文句ひとつも言わずに、自分が手掛けるブランドのグッズを仕上げることに集中していました。

午後は稽古です。任意参加の夜間練習まで継続して行っています。本日から冒頭に行っているウォームアップの曲が新しくなりました。てあとるみのりでは、アップ(体操、ストレッチ、早口言葉練習など)の時に流れる曲を、公演ごとに変えています。それぞれの公演のテーマに合った曲が並ぶので、体を動かしつつも心の温度も上昇していきます。少しずつ役者たちのスイッチが入っていくように、ここでも音響面からのサポートが施されているのです。

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その後の稽古では、しばらく新しい振り付けがついていなかったダンスに、新たな振り付けが与えられました。これまでの単調な動きが主体だった振り付けではなく、リズムの取り方や動き方も柔軟な雰囲気のダンスに挑戦しています。ダンス経験がほとんど皆無の団員たちは、この新しい動きについていくのが大変そうでした。それでも「繰り返さないと覚えない!」と、あきらめることなく練習を続け、ある程度の形まで進化させています。

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その後の稽古では先週出番のなかった役者が登場するシーンを中心に実施しました。演技の中で相手を呼ぶという動作があり、その際にどうすれば相手がもっと近くに来てくれるかという課題が出ました。ただ呼んで、近くに来てもらおうとしても、相手が動ける動線や、呼んだ人との距離という要素もあるので、思うように相手が動いてくれないという事態に突き当たります。その時は、自分が動いて相手が動ける場所、動きやすい空間を作ってあげるという工夫が必要になります。

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特にてあとるみのりの劇団員の中には、指示されたことを忠実に再現できない、その時のコンディションによって再現率にばらつきがある者もいます。そんな相手であっても、そういった工夫を積み重ねることで、しっかりと引き立たせることができます。この日の稽古でも、そんな工夫が求められるシーンがありました。演出からそんな対処方法を伝えられた役者は「あ、そうか!」「そうしてあげればこっちまで来てくれるよね」と、大きな気付きを得ていました。

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再来週の稽古では「影の舞台」の通し稽古が行われる予定です。役者たちは脚本を手放したり、ほとんど見ないようにしたりと、今から通し稽古へ向けて準備しています。どんな気持ちで年を越せるのか?劇団員は緊張と不安に打ち勝つことができるでしょうか?