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11月9日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 09.2017 稽古レポート
ついに第19回公演のタイトルが発表されました!てあとるみのりが、北池袋新生館シアターで2018年3月9日(金)~11日(日)にお届けするのは「影の舞台」です!団員には脚本が配布され、配役もほぼ明らかになりました。

そんな午前中の制作部では、先週商品化が決定したグッズの製造が始まっています。いくつかのバリエーションが存在するアイテムなので、どのパターンを何個製造するかを、様々な角度から検証して作業に取り掛かりました。何名かで作業工程を分担して、ロスのないように注意を払いながら進めています。それ以外にも、イベント公演で必要な衣装のパーツ作り、次回公演のプレゼント企画の商品の試作と検証が行われていました。スケジュールには多少余裕があるので、より質のいいものを産み出せるように、団員一同意見交換と技術の体現を行いながら取り組んでいます。

そしていよいよ午後。第19回公演「影の舞台」の脚本が印刷と製本を終えて、団員の前にお目見えしました。表紙のビジュアルに「いい感じ」「小説の表紙みたい」という感嘆の声が沸き上がり、物語の内容、登場人物の生き様にも「このキャラクターいい!」「面白い!」といった、明るい反応が見られました。脚本を目にした段階で感じた面白さや作品の魅力を、実際に演技として表現することは容易ではありません。面白いと思えば思うものほど、表現することが難しいものです。これから公演までの稽古の中で、少しずつイメージに近い表現を追い求めていきます。

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演出からの人物や物語の設定に関する説明の後、さっそく読み合わせを行いました。初見ということもあり、読めない漢字、いいにくい言葉に苦労する役者も散見されました。その一方で、脚本の中のユニークな表現を見事に再現した場面には、出演者たちから自然と笑い声が漏れていました。キャラクターの特徴をより分かりやすく伝えるにはどうすればいいのか?そのアドバイスが演出から伝えられ、何度か短いシーンを繰り返して稽古しました。その成果はすぐに表れ、どんどん魅力的な人物像が描き出されていました。稽古初日としてはなかなかの好感触。ここからどこまで質を高められるか?役者たちの稽古時間以外の頑張りがものを言いそうです。

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こうして第19回公演「影の舞台」が本格始動しました。年内には通し稽古を実施する予定です。稽古回数が限られているうえに、全員が毎時間揃わないという条件の中での作品創りです。役者たちだけではなく、裏方もそれなりの速度で動いていく必要があります。様々な要素が組み合わさってひとつの舞台が完成するのです。

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