7月6日の「ボーダーライン」です。

Posted by theatreminori on 07.2017 稽古レポート
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第18回公演「ボーダーライン
8月4日(金)~6日(日) 北池袋 新生館シアターにて

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7月になりました。そして1カ月後には公演が終了しているという7月6日を迎えました。制作部もデザイン調整を行っていたグッズの具体的製造へとシフト。午後の稽古も先週から本格的なテコ入れ修正に突入しています。チケット販売にもより一層力を入れ、空き時間には各自が自主練や作業を行うといった、団員にとってはまさにラストスパートとなる7月です。

午前中の制作部は継続して衣装作り、グッズ作り、DM(未発送分)のあいさつ文書きを行っています。グッズ作りでは度々デザインの最終調整が入り、その都度担当している団員は「すぐに直します」「修正したデータを送りました」と素早く作業をしていました。これで決まったと思ったものも、最後に複数の確認が入ると不完全な部分が見つかるものです。お客様に販売する商品を作る上で「まあいいよ」「ばれないよ」で見過ごすわけにはいきません。すべての品質を同等に保たなければ、同じ価格で販売などできません。

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大女優が単独で手掛けるオリジナルグッスも着々と予定数量の生産終了に近付いています。詳細は明かせません(なんとなく察しはつくかもしれません)が、大女優単独のプロジェクトを「K&Kブランド」と名付け、今後の幅広い展開に結び付けるかもしれない心意気で挑んでいます。すべてはお客様の反応次第です。もちろん、いい反応をいただけるように、一つひとつ大女優が心を(時々弱音や愚痴も)込めて手作りしています。ご期待ください。

午後の稽古は衣装合わせからスタートです。6月に一度合わせて確認し、欠品しているものを取り揃えたり、変更の必要があったものに手を加えたりしての衣装合わせとなります。すべてのアイテムが完全な形で揃っていたわけではありませんが、かなり本番仕様に近付いていました。演出が変更が必要な箇所、追加で用意するものの確認を来ない、最終衣装合わせまでに衣装の製造、直し、差し替え、汚し入れなどを行うことになりました。最近蒸し暑い日が続いており、役者によっては「この衣装暑い~」と愚痴をこぼす者もいました。周囲からは「本番はライトが当たるからもっと暑いんだよ」「首にひえピタ貼るといいよ」などの励ましやアドバイスが常に投げかけられます。経験値がしっかりたまっているようです。

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ウォームアップを経て、本編の稽古。先週から引き続いて、演出からの細かい修正を行うスタイルで実施しています。先週行った稽古で伝えられたことは各自がしっかりとモノにしてきている前提で稽古が進みます。それは通常の稽古でも当たり前のことなのですが、これまで以上に気を引き締めた役者たちは、この1週間で何度かの自主練を行い、少しでも演技を良くしようと努力してきたようです。とは言え、それがすぐに成果として表れるとは限らないのが芸の世界。以前にも伝えられたことが(結果として)クリアできていないために、演出から酷評を受ける役者もいました。結果に対してだけ評価するのではなく、経過(努力した事実)にも目を向けてあげるべきだと思われるかもしれませんが、公演ではお客様に対してそんな言い訳はできません。そんな本番の舞台を目指す稽古も同様なのです。

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また、先週の稽古で構造改革の必要があると判断されたシーンについては、演出から整理された段取りが授けられました。ただし、それを機械的に反復するのでは意味がなく、なぜそのような動きをするのか?という根拠を、個々のキャラクター単位、物語全体の中での役割という両面から把握して、演技として落とし込まなければいけません。演出からやり方を教えてもらって楽をしているわけではなく、できなかったシーンをできるようにしろという、より厳しい要求が課されたと考えるのが妥当なのです。

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演技の稽古と並行してダンスシーンの練習も行われています。今回はこれまでにない練習量で仕上げています。もっとも、一般的にはまだまだ少ない方なのかもしれませんが、団員たちの「少しでもいいものを創りたい」という思いが育ってきていることは確かなようです。もちろん、ダンスに関しても振り付けの担当者(演出)から「カウントが少し早かった」「体の開き方が逆だった」「最初のフォーメーションが揃っていない」など、細かくて厳しい指摘がフィードバックされていました。

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そんなこんなで、各シーンのテコ入れも残すところあとわずか。果たして役者たちの処理能力と持久力がどこまでもつのか心配ですが、弱音を吐いている場合ではありません。稽古はあと3回しか残されていないのです。それが過ぎればやりたくてもできない、後悔することしかできないのですから、やるしかないのです。私たちの経験値に裏付けされた結論によって、自ずとその動機付けに駆られるのです。この思いと執念の結実を、ぜひ劇場でご覧ください!