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4月27日の「そこスト」です。

Posted by theatreminori on 28.2017 稽古レポート
第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」
2017年5月13日(土) ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学にて上演!
詳細情報は→こちら



4月も最終週。来週の木曜日が5月の連休に当たってしまっているため、「ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学」に向けて稽古できるのは、この日を含めて2回だけとなりました。早いものです。



午前中の制作部ではそのFESで上演される第17.5回公演の衣装の確認と、その先の第18回公演用のグッズ作りを行いました。グッズに関してはまだ全てが決定していませんが、確定しているアイテムに関しては早めに製造に取り掛かるようにしました。今は劇団全体がFES公演に集中していますが、それが終われば8月の公演まで3カ月もないという状況だからです。今回も手作りアイテムがメインですので、計画的に作業を進めなければならないのです。

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午後の稽古の時間にも本番が近付いてきている緊張感がありました。しかし、それが窮屈な感じではなく、みんなで集中して、一丸になって取り組んでいくような雰囲気を作っていたのが印象的でした。演出がそれぞれの役者に指示を出している間に、相手役同士が自主的に振り返りを行い、必要であろう修正を検討・確認していました。そのため、稽古時間はとても稽古場が賑やかで、活気にあふれていました。申し送りは大きな声で行わなければ周囲の自主練の声にかき消されてしまうほどでした。

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また、この日の稽古ではダンスの練習も行われました。第17.5回公演では短いながらも2曲のダンスが挿入される予定です。それぞれ活発に動く振り付けになっているため、練習は頭と体をフル回転させる、なかなか大変なものになりました。まずはカウントだけで振り付けを頭に入れ、実際の曲に合わせて踊ってみるわけですが、何度も繰り返すと体力的にもかなり厳しくなってきます。何よりも体が温まって暑くなります。それでも役者たちはダンス習得のために「うわ~。疲れたけれど、もう1回!」「何度も繰り返して覚えるしかない!」「曲がかかってると踊らざるを得ない!」と、必死になって体を動かしていました。すぐに動きが揃うわけではありませんが、体に踊りをしみこませ、そこから心を介して表現していくための地道な積み重ね段階です。後は各自がイメージのおさらいと強化を実践して次の稽古に備えるだけです。

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稽古の品質が上がってきたこともあったのでしょうか、いつもは夕方で帰る団員も「今日は元気だからやっていこうか」と、夜の稽古時間まで継続して参加していました。出番が少ない役者も、出番がないから帰るようなことはなく、最後まで稽古に参加していました。こういった取り組む姿勢の品質向上が、この作品に命を与えていくのです。本番まであと少し。ここから各自の努力の積み重ねが、全体のラストスパートとなり、物語を彩っていきます。その成果をぜひ、会場でご覧ください!