4月13日の「そこスト」です。

Posted by theatreminori on 13.2017 稽古レポート
4月13日(木)は第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」の公演予定日のちょうど1カ月前になります。まだ先の話と油断している場合ではなくなってきました。そろそろ演技だけではなく、舞台の中身を充実させていかないといけません。制作部では衣装や小道具について確認と検証が行われています。

今回は特に予算を立てて経費をかけて準備をするスタイルの公演ではありません。つまり衣装や小道具にお金をそれほどかけられないのです。制作部では過去の公演で使用したアイテムを掘り返し、今回使えるものはないかを検討しました。また、基本スタイルになる衣装をリストアップし、各自が用意できそうなものをベースにしていくことを確認しました。その後は第18回公演向けの新しいグッズの試作と、第18回公演の告知用横断幕作りが行われました。横断幕は文字だけではなく、折り紙を使った装飾と、手書きで彩られたイラストも追加されています。17.5回公演のカーテンコールでお披露目予定ですので、お楽しみに!



午後の稽古にはいつもの顔ぶれに加えて、第17.5回公演出演予定の芸能事務所ウルル・プロ所属の佐伯恵太さん、詠月逢人さん、藤田みず穂さんのお三方も参加しています。佐伯さんと読月さんは、法人の新年会余興でコラボさせてもらったことがあるので、何名かの団員はお互いに顔見知りでした。藤田さんも「TRIGGER」を見に来ていただいたので、見たことのある顔ぶれがいるという関係性です。稽古前には全員で自己紹介を行い、様々な立場の人の集まりではありますが、ひとつの舞台を創りましょうと、気持ちをひとつにしています。

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ウォームアップの段階から団員たちは積極的にプロのタレントさんたちにアプローチを行い、一緒に早口言葉の練習を行っていました。そこからチームとしていい流れ、雰囲気が生まれ、空き時間にはこれまでの稽古での演出や経過を申し送ったり、動きについて改善するイメージを話し合ったりと、立場の違いを壁とせず、同じ舞台の上でひとつの目標に向かってい者同士という関係を築くことができていました。この柔軟さと言いますか、動機付けの力には目を見張るものがあります。これまで培ってきた劇団の力が発揮されているように感じました。

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この日の稽古も全役者が揃ったわけではなく、学校の都合で参加できなかった学生の団員も数名いました。また、職務の都合で中抜けする団員もいました。不足している役者は代役を分担し、少しでも稽古の品質を確保するように、みんなで協力しています。このようなバックアップが自然にできているからこそ、様々な立場の人が自分自身可能なスタンスで公演に参加できているのです。これもまた、てあとるみのりが培ってきた集団としての成熟度でしょう。もちろん、次週の稽古までに、それぞれの役者にはクリアしてくるべき課題、準備してくるべきイメージなどがあります。集団としての力だけではなく、それをクリアする個人の力と努力も不可欠なのです。

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「ここはどっち?こっちに行けばいいの?」「この人に言うのね。勘違いしてたわ」「それっぽい動きのイメージないですか?」「それぞれの反応がとても面白かった」などなど、本日の稽古では様々な提案、要求、質問が稽古の合間に交わされました。実際に動きを反復しながら確認したり、脚本にイメージを書き込んだり、言われなくても改善を試みたりと、全員が地道ながらとても重要な努力を積み重ねようとしていました。いつもの同じ顔ぶれの間では、こういった現象が生まれるのに時間を要します。多少なりともなれあいの部分があったのかもしれません。そこにウルル・プロの方がコラボ参加して下さったことで新たな刺激が生まれ、団員たちの取り組む姿勢に変化が見受けられます。第17.5回公演はそういった緊張感や貪欲さによって品質が保たれていきそうな予感がします。様々な立場の人が舞台の上でひとつになるという理想のために。

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