3月2日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 02.2017 稽古レポート
第17回公演「TRIGGER」も無事に終了し、劇団員たちにとっては安堵感、達成感、喪失感などが複雑に入り乱れた今日この頃です。この日の活動は午前の制作部がお休み。午後の稽古時間に公演を録画した動画を鑑賞しました。さながら打ち上げの第2ラウンドといったところでしょうか。

今回はプロジェクターを使用して壁面に大きく映像を映し出して鑑賞することにしました。いただいた差し入れの一部を食べながら、お茶も飲めるようなスタイルにもしようということで、買い物、会場設営、プロジェクターのレンタル、スピーカーの設置など、手分けをして準備を進めました。こういった準備の動きの積極性や正確性は、普段の稽古や公演の経験が反映されているようで、とてもスムーズなものでした。次第に会場の準備が進んでくると「本格的な上映会ですね」「ここで見るのか…。楽しみですね!」と、団員たちの期待も高まりました。

こうして始まった鑑賞会。稽古中はもちろん公演中も、自分の演技を客観的に見る機会がほとんどない役者たちにとっては、この日はひとりの観客として、あるいは評論家として自分の演技に向き合う、楽しみでもあり怖くもある時間です。今回鑑賞した26日(日)17時からの回は、どの役者もセリフを「噛む(どもる、正確に言えない)」ことが多かった、通称「へとへと回」でしたので、内輪だからこそさらに笑えるポイントが多数収録されていました。もちろん、失敗を笑って済ませてよかったねで終わるのではなく、そこをどうやって改善していくか、個々が自分の課題を肝に銘じ、今からすぐに対策を講じていかなければいけません。その点は全員ぬかりなく、鑑賞中は笑い声が絶えませんでしたが、終了後の振り返りでは真剣な表情でそれぞれの課題を口にしていました。

鉄は熱いうちに打てという格言がありますが、こうして自分の至らなさを目の当たりにした瞬間には「次こそはやってやろう」「絶対改善するぞ」「意識改革だ」という思いが高まります。誰もが次回公演までに己を改めようと宣言します。その宣言が成功に結びつくかどうかは、そこですぐに行動を起こし、行動を持続させることができるかどうかにかかっています。また明日から、来週から、来月からと先延ばしにしていては、思いの強さはどんどん醒めていき、行動がおろそかになり、目標の達成も困難になってしまうものです。団員たちが本日の鑑賞会で得た教訓をどれだけ重要なこととして把握し、まさに今日からの行動に結び付けられるか?すでに次回公演へ向けてのトリガーは引かれているのです。