アースキャラバン2016東京に、てあとるみのりが観客参加型即興芝居、グッズ販売で参加しました!アースキャラバンの東京イベントそのものは9月24日(土)、25日(日)の2日間開催されましたが、てあとるみのりが参加したのは9月25日(日)のみ。しかし、この日はこれまで雨天曇天が続いていた空が嘘のように晴れ渡りました。情報によると総監督はかなりの晴れ男らしいです。


会場は都立木場公園のイベント広場。石畳の多目的スペースに、様々な団体がテントを出し、体験、販売など、それぞれの形でイベントに参加していました。イベントの大きなテーマとしては「宗教や国の壁をなくして、世界中みんなで笑顔と平和を分かち合おう」というもので、てあとるみのりにとっては「障がいの有無にかかわらず、舞台の上でひとつになる」という理念の共通点がありました。この日もそんな我々の活動が少しでも伝わるように、観客さえひとつの舞台を創る要素にしてしまおうという即興芝居を用意しました。

ある野球部でキャプテンを決める話し合いが行われ、誰もキャプテンをやりたがらない中、①もう一人の部員がやってくる、②最終的に誰かがキャプテンになる形で全員が納得するという展開だけが指定されている即興芝居。①と②の要素は、カードを選んでお客様に決定してもらうという仕様です。まさに、観客と共に創る舞台です。

初参加の屋外イベントということで、どのような形で演じればいいのか誰もわからず、不安もありましたが、いつも以上にお客様との距離が近く、共に楽しめる感触がありました。イベント自体に子供や親子の来客が多かったので、題材が少々大人向けだった気もしますが(なかなか観客が集まってくれませんでした…)、カードを引いてくれた少年が連続で①②ともに「女子マネージャー」を引き当てる奇跡を起こしてくださったり、演劇経験のあるお客様が「即興に参加してもいいですか?」と、まさかの飛び入り参加をして下さったりという、いつもの我々が得意としているような距離感と一体感がありました。

天気が良かったせいで、とにかく暑かったというのも、イベントならでは。お客様に日陰でご覧いただくために、テントの向きから見ると横向きに演じてみたり、時間帯によって臨機応変に対応するのも醍醐味でした。即興芝居は4ステージ実施。それ以外の時間は制作部で時間の許す限り製造を進めた手作りグッズの販売と劇団の宣伝をさせていただきました。

イベントそのものは夜の19時ごろまで続き、フィナーレでは長崎原爆の残り火をみんなでシェアするステージがありました。団員たちは日中には他所のテントの催しを楽しみ、自分たちの出展が終了した夜は幻想的なステージを楽しみ、朝から夜まで長時間で疲れながらも、充実した一日を過ごすことができたようです。アースキャラバンというイベントそのものの雰囲気もとてもよく、今後も機会があれば参加したいと感じました。アースキャラバンへのお招きに感謝です!