お待たせいたしました。てあとるみのり第16回公演「宴もたけなわ」のチケットのWeb予約受付がスタートしました!何と今回のチケットはデザインが4種類用意されています。ご予約の際にお好みのデザインを選択することができます(もちろんどれでもいいという選択も可能です)。制作と総監督が何度も検討と試作を重ねた4種類のデザイン。実は半券を切り離した後にも利用価値があるらしいです。その件についてはまた後日発表されるはずです。

半分は制作、半分は総監督デザイン。どれが誰でしょう?
さて、そんな6月9日(木)午前の制作部は…いつものようにグッズと衣装の製造を同時進行で進めています。先週完成したかに思えたグッズの一部が、工程上の不具合があったようで失敗作となってしまい、急きょ作り直すことになりました。「あまり重ね塗りをすると後からひどいことになる」「ここから先の作業はひとりの担当者がやる」などの改善点を確認して作業に取り組んでいます。先ほど紹介したチケットの最終調整はそんな切羽詰った作業の裏側で行われていたのです。
午後の稽古は、先週に続いて通し稽古分析を反映させたシーン練習でした。早速先週決めた立ち位置を忘れてしまう現象もありましたが、演出が入ると、これまでよりも面白くなるシーン、目立つようになった役者など、その変化は明確でした。これまで単調だったシーンが気持ちと体の動きが増えて、見ごたえあるものになってきました。役者たちのセリフも週ごとに安定感を増していて、演技に集中できる状態になってきたことが、演出への対応力と表現力のアップにつながっているようでした。日頃あまり努力をしないように見える、通称「大女優」も「もう(セリフを)忘れないよ、たぶん」「1日1回は脚本を読んでいる」「自分の前の人のセリフも全部覚えた」「ひとつのセリフを100回ぐらい繰り返して読んで覚えた」「今まではどうにも覚えられなかったけれど」と、自分自身の努力の成果に手応えを感じていました。

後方で寝ているように見えるのも演技です!
また、「ついつい慢心してしまう癖があるので気を付けます」「もっと立っている時にも役なりの感情を出せるといいんですけれど」などと、自分自身の課題を自己分析して、ステップアップのための目標に据えている役者もいました。演出に言われなくても、自分を自分で振り返り、課題を抽出できるようになったことは、これも大きな成長です。あとは、それを実際に解決できるように努力を怠らないことが肝心です。公演まであと2カ月弱。まだすべてのピースが揃ったわけではないてあとるみのりではありますが、今関わっている全員がそれぞれ一歩一歩進んでいかなければいけません。チケットの売れる枚数も大切ですが、それ以上にお芝居の中身を充実させることが重要ですから。

タイトルにもなっている「宴」の雰囲気が出ています。

自然な表情も多くなってきました。