6月2日の「宴もたけなわ」です。

Posted by theatreminori on 02.2016 稽古レポート
月日の流れとは早いもので、気が付けばもう6月です。公演まであと2ヵ月となりました。実はまだ一部の出演者、照明、音響などが決まっていないという状況ですが、それ以外の決定している部門は春から気を抜かず準備を進めています。気にしてくださっている方も少しはいらっしゃるかもしれませんが、今月はチケットの販売が始まる月です。今のところデザインはほぼ決定しています。6月10日までの販売開始を目指して最終調整中です。毎回チラシだけではなくチケットのデザインにも試行錯誤を重ねていますので、「宴もたけなわ」はどんなデザインになるのか、お楽しみに!

午前の制作部は相変わらず分担しての作業です。大きく分けてグッズと衣装。それぞれを手分けして進めています。どうしても作業の工程上、やることがなくなってしまう人もいましたが、お互いに「○○さん、新聞紙を敷いて、そこにこれを移動していただけますか?」「これをたたんでおいてください」などと声を掛け合って、やるべきことをシェアしていました。個々のスキルに差があっても、一緒に制作部として関わる関係性が出来てきました。この流れが劇団員同士、同じ立場の中で発生しているというのが素晴らしいことです。指示や命令で動くだけではなく、それぞれが今なにをすべきか、みんなと一緒に進めるにはどうしたらいいかを考えていることの表れでしょう。

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針に糸を通すところから苦戦中…。技術の問題?年齢の問題?

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それぞれがそれぞれの作業に分かれて取り組みました!

午後の稽古では、先週行った通し稽古の映像を分析してきた演出から、役者に細かい修正や改善の提案がなされました。役者たちは冒頭から演技をしながら、随所随所で演出のメッセージを聞き、それを実践することに取り組んでいました。今までは「こうやるもの」と固定されていたことが次々と変革され、通し稽古で浮き彫りになった問題点が徐々に解消されていくようでした。役者たちは次々に演出から出される改善案を頭だけではなく心と身体で理解してモノにしなければいけないので、なかなか大変な作業になります。しかし、これも演劇の稽古の醍醐味です。これまでの稽古では見過ごされていたことに対して要求が重ねられ、少しずつ作品の品質全体が改善されて行くわけです。

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メインで喋っている役者の後ろ側での演技にも直しが入りました。

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これまでの稽古ではなかったシチュエーション、表情が生まれています。

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立ち位置、仕草を全体のバランスの中で調整しながら進化させています。

役者たちには「稽古をしていても楽しかった」という実感が残ったようです。何しろアドリブで「あの鐘を鳴らすのはあなた」の合唱が始まってしまうほどの一体感がありましたから(実際には使われないアドリブです)。みんなが同じ意思を感じながらが盛り上がって、意味のある関係性や表現が生まれてくることの喜びや楽しみを持ち帰ることが出来たのでしょう。この感触を実際にお客様にもお持ち帰りいただくことができるように、本日の稽古内容はしっかりと定着、磨き上げておいてもらいたいところです。ウォーミングアップや申し送りを除くと、2時間30分ほどの稽古でしたが、途中休憩を挟むこともなく、あっという間に終了の時間になりました。全員が集中して、前向きに稽古に取り組んでいたことが印象的でした。物語そのものが生き生きとしてきました!第16回公演「宴もたけなわ」では、進化した劇団員のパフォーマンスをお届けできそうです。ご期待ください!!