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12月17日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 17.2015 稽古レポート 0 comments
午前中の制作部では次回公演へ向けた大まかな日程の確認を行いました。まだ正式には公表されていない情報ですが、すでに次の公演日は決まっています。団員たちはそこから逆算してどのような順序で準備をしていけばいいのかを、今現在決まっている条件の中で考えました。「いつも結局遅れちゃうんですよね」「いや、でもチラシは待ったなしだよ」「今回こそ、断念した○○○をグッズ化したいです」「素材を探す時間もあるから、少なくともこのぐらいまでには案を固めないと」「衣装はモノをそろえるだけじゃなくて、役者と合わせないと最終決定にはならないよ」…などなど、それぞれが今までの経験と反省を活かして意見を出し合い、スケジュールが決まっていきました。今回も力を入れたい手作りグッズに関しては、早速来週から案を出し合うことになっています。

スケジュールの確認がひと段落した後は、年末恒例の掃除タイムです。てあとるみのりとは直接関係のない収納箱の整理、事業所のキッチン周りの掃除などを手分けして実施しました。「公演が終わった後はいつもお掃除部隊だよね」と笑いながらも「今年ももうすぐ終わるんだね」と、年の瀬ムードも感じての作業でした。

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午後の稽古では、制作部で話し合われたスケジュールを役者たちも確認し、そこから自分たちがどのように稽古のレベルを上げていくか、役が決まるまでにやっておくべき準備は何かをイメージしていました。こういったオフともいえる時間は心をリフレッシュさせつつ、肉体には適度に負荷をかけて鍛錬していく必要があります。実際の稽古が本格化してくると基礎訓練的な鍛錬は後回しにされてしまう傾向がありますので、やるなら今のうちです。そんな本日の稽古では鏡を使って、もっと自分をよく把握することに努めました。少し舞台慣れしてくると忘れてしまいがちな、自分がどう見えているのか?どう見られているのか?という意識を改めて確認するためです。

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今日は姿勢と歩き方の基礎訓練を実施。モデル気分で。

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動きを付けての短編読み合わせ。キャラによってはアクティブに。

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動き方、姿勢の作り方を意識している役者が多かったです。

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演技なのか、苦し紛れなのかわかりかねる笑顔も何度か。

今回伝授された基本的な姿勢、歩き方、イメージの表現方法が日常の時間に還元されることで、訓練の質が高まります。ガラスに映った自分がどう見えているかを意識すること。街を歩いているときの姿勢、足の運び、歩幅、腕の振り方、頭の位置などへの気の配り方はどうか?そんなことの積み重ねが、舞台上で無限の応用を生む基礎を作るのです。この基礎が脆弱な役者は表現の幅が小さく、演技が視覚的にも内面的にもぶれてしまいます。脚本や配役が決まっていなくても訓練できる基礎を大切にしなければいけません。


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