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9月10日の「2025」です。

Posted by theatreminori on 11.2015 稽古レポート 0 comments
制作部も本格的に動き出した9月10(木)。その理由はチケット販売が開始されたということにあります。今回も団員全員に適宜チケットを配布。宣伝したその場ですぐに販売できる方式を採用しています(もちろんインターネットからのお申し込みも可能です)。団員たちには、金券に匹敵するチケットを手にすることで自分たちの芝居の価値を肌で感じるとともに、それを自分の手で販売することの難しさ、胸を張っておススメできる作品を創る必要性を実感してもらうための、またとないチャンスです。皆様のもとにも顔を出す劇団員がいるかもしれませんが、その際は団員のセールススキルを見極めた上でのご購入のご検討をよろしくお願いいたします。
なお、本日の制作部の様子はFacebookのてあとるみのりページで紹介しています!→こちら

では、午後の稽古の様子を紹介しましょう。先週の稽古と同じく、主要キャストの2名が別の団体公演への出演、学業のスケジュールの都合で欠席でした。しかし、参加した役者たちが暗黙の了解でそれぞれの代役を担当。時に自分の出番に合わせて代役を他の人に受け渡すという流動的な連係を見せつつ、オリジナル役者の演技の雰囲気を上手く再現していました。

この日の稽古では、ある役者に「ついつい自分の演技を抑えてしまう」という現象が発生していました。理由は「キャラクターのつながりや、話の中で(個性を)出してしまっていいものか?」という自問自答によるものでした。演出からは「枝葉の伸びていない盆栽の手入れは、どんな名人にもできない」との格言じみたフィードバックがありました。稽古とは表現を抑え、隠すための時間ではなく、もっと表現していく時間であり、物語や他の人物との不整合さを調整するのが演出の役割であるということです。役者としてそこまで考えることも重要ではありますが、それはもっと幅広い視野と、イメージを表現しきれる能力が備わってから考えることなのです。おおよそできもしないレベルの悩みで、稽古で何も発揮できないようでは、本末転倒です。最終的に自分自身が「一人だけ何もできていない、掴めていない」と焦り、より深く悩み、不完全なまま本番を迎えて苦しむだけです。そもそもこんな芝居は楽しくありません。演じている本人はもちろん、周囲の人間も楽しめないわけです。まずは自分のイメージを思い切って解放(開放)してみること。その重要性を全員で再認識することができた稽古でした。


壁に寄りかかって休んでいるのではなく、これも演技です。

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ひとりひとりの表情がよく表現されてきました。

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常にカメラ目線で自分をアピールする役者もいます。

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日曜日の公演だけ出演する役者もいます。

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稽古終了後にチケット販売の方法を個別レッスン。

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