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9月3日の「2025」です。

Posted by theatreminori on 03.2015 稽古レポート 0 comments
先週入稿した「2025」のチラシ(フライヤー)が刷り上りました。制作部では出来上がったチラシを入手するため、歩いて20分ほどの業者へ台車を押して出向きました。送ってもらえば簡単なことですが、ささやかながら経費削減です。引き取りを担当した団員は汗びっしょりになりながら往復の道のりを運搬していました。



デザイン段階から苦労に苦労を重ね(毎度のことですが)、やっと形になったチラシがお目見えすると、自然と制作部の団員たちからは歓声と拍手が起こりました。そしてチラシを担当した制作に「お疲れ様でした」、運搬を担当した団員にも「お疲れ様でした」の労いの言葉がかけられました。

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チラシが出来たということは、それで終了ではなく、本格的な宣伝活動とチケット販売活動の幕開けを意味しています。早速団員たちでそれぞれの割り振りプランに従って枚数をカウントして、付箋を打ったり、封筒に収めて整理をしました。もちろん、しっかりと石鹸で手を洗って、手を清めてからの作業です。このような神聖な作業を経て、制作部の面々と午後の稽古に参加した役者には、割り振られた枚数のチラシが渡されています。

また、グッズに関しても一歩踏み込んだ具体的な検討を行っています。商品化を目前にして最後の課題解決、ラインナップの絞り込みなど、それぞれの担当者が次週までの課題として持ち帰っています。これまで以上に質が高くてバラエティに富んだグッズを目指して、頑張っています。

午後の稽古は、別の団体の公演を直前に控えた役者と、学業の都合が重なった役者は欠席しましたが、今週も代役を分担して臨んでいます。代役を担当する役者は自分の役への備えもある中で、よく集中して稽古を成立させてくれています。見事なチームワークです。そんなまとまりが芽生えてきた稽古では、役者が次々にレベルアップしています。演出からの指示や提案も、これまで以上に白熱したものになってきました。このペースで成長できれば、これまでよりも面白い舞台が創出できそうです。あとは、全員が必死にお互いの奮闘に負けじと食らいついて、お互いを高め合うだけです。

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9月に入り、公演まで約2カ月となったこの状態で、脚本を手放せない役者、手放すのはいいが完全にセリフに囚われて演じられていない役者と、両極端な仕上がりが気になるところです。役作りの面でも全員が同じ水準に達して順調に成長しているとは言えません。それを解消するのはそれぞれの執念にも似た努力しかありません。努力したけどできなかった…というのは努力が足りなかったことの証明でしかありません。やったか、やらなかったか。結果がすべてを物語るのが舞台の世界です。私たちは日々、そんな世界でこそ生きていると実感できるのかもしれません。

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