「すごかったね」「目が覚めちゃったよ」「そのまま寝ていた」などなど、深夜の雷雨の話題を交わしながら幕が開けた5月21日(木)。午前中の制作部は整理整頓&清掃強化月間を継続し、床掃除を実施しています。フロアの隅に積まれた荷物も全部移動して、普段隠れていた面も含めての清掃でした。手分けをして臨んだことと、これまで何度も床清掃を実施している経験から、作業は順調に進み、予定していたエリアは時間内に完了しました。
午後の稽古はゲスト参加の人、見学者も含めて人数が多かったです。嬉しいことに本日から新規参加の学生も顔を見せていました。今後も活動に継続参加していただけるとのことで、次の公演に新たな楽しみが出てきました。まさに様々な立場の人が「舞台を創りたい」という純粋な動機で集い、ひとつになるてあとるみのりならではの陣容です。
稽古序盤は体操、発声練習、早口言葉連取、外郎売の練習を経て、総監督からの申し送りと進行しました。その中で11月の第15回公演へ向けた具体的な数値目標が示されました。これまでなかなか目標数値を超えられない公演が続いていましたが、今度こそはということで、それぞれが早くも頭の中で何ができるかを考えているようでした。

その後はポーズゲームを実施。初参加の方、研修で現場体験に来ている企業の方も加わって、いつもよりもバラエティ豊かなポーズゲームとなっています。初めて挑戦する方でも、周囲の団員が臆することなく動いている様子につられて、少し
ずつポーズや動作が大きくなって、生き生きとしていきました。集団の力動とは面白いものです。

休憩を挟んでメインの基礎訓練はエチュードです。この日は先週とは全く設定が異なるお題でした。しかし、総監督の言葉によると「先週も今週も、脚本のアイディアに関連があるエチュードをやっている」とのことで、ここで起こった現象、生まれた表現、物語の展開が脚本に反映されることは間違いないようです。それを意識しているかはともかく、この日のエチュードはお互いが相手を生かしあうような連動性が随所に見られました。単体ではどうということはない演技やキャラクターでも、周囲が上手く対処することでいかようにでもなっていくという不思議な面白さがありました。この日に生まれたキャラクターや展開がどれだけ脚本に生かされるかを楽しみに待ちましょう。