先週12日の文化交流会におけるプレ公演も終了し、4月の本公演に向けて本格的に始動するこの日は、出演予定の役者全員が揃うという、てあとるみのりとしては非常に珍しい出来事が起こりました。社会人、福祉サービスの利用者など、様々な立場の人間が入り混じってひとつの舞台を創っているてあとるみのりならではの嬉しい出来事でした。
そんな本日は、制作部で宣伝用チラシの割り振り、公演で販売するグッズの検討、チケットの販売目標設定などが話し合われました。チケットの販売に関しては、各々が何枚売ることを目標にするのかを考え、全体での目標数値から逆算して、調整を加えていきました。完売を目指すとなると、それぞれが今まで以上に販売実績を残す必要があり、「頑張って○○枚売るよ!」と意気込む団員もいました。グッズ検討では、何度もグッズ開発に関わっている団員が参加し、新しいアイディアを紹介しています。まずは試作し、質感を確認することにしました。
稽古では4月公演から初めて参加する役者もいたので、まずは輪になって全員の自己紹介を行いました。なぜか主宰者が順番を飛ばされるという事故もありましたが、改めて一丸になることが出来ました。その後は、制作部で検討されたチラシ、チケットなどに関する議題の報告が行われ、全員でチケットの販売と公演の成功へ士気を高めました。そしていよいよ、4月公演用のグレードアップした脚本の試作品を配布。まずは読み合わせて、新たに登場するキャラクター、展開の確認を行っています。思わず笑ってしまうようなユニークな場面、ハプニングもあり、読み合わせは明るい雰囲気で進行しています。





本日使用した脚本はまだまだ大幅な手直しが予定されています。物語自体大きく様変わりする可能性も秘めています。この日の読み合わせの後には役者ひとりひとりに読んでみての感想や、意見などをリサーチしています。それを反映させつつ、ひとつの作品に仕上げていきます。公演までまで2カ月少々、少しでも早く、しかし品質を高く脚本を完成させる必要があります。大きな勝負が始まっているのです。