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1月8日の「てんとせん」です。

Posted by theatreminori on 08.2015 稽古レポート 0 comments
午前中には制作部の活動と並行して、いよいよ来月に迫ってきた文化交流会に関する担当者との打ち合わせが行われています。2年前にも出演させていただいたイベントですので、ある程度当日の流れや会場の都合なども理解していたため、話し合いはスムーズに進んでいます。その中で、てあとるみのりの上演時間が決定しました。2月12日(木)13時30分から14時の30分間、第14回公演「てんとせん」があうるすぽっとの舞台に登場します。イベントは入場無料で13時に開会式を迎える予定です。平日の昼間ではありますが、どなたでもご来場いただけますので、ご都合のよろしい方はぜひ足をお運びください。

制作部では衣装プランの話し合いとチラシデザインの確認と修正を行っています。どちらの部門もスケジュール通りにプランが決定せず、担当者は苦戦を強いられています。紙やパソコンに向き合って「う~ん…」とうなり続ける時間が増えてきました。求められている要素、設定すべきコンセプトを整理して、何度も考え直しています。この時間が有意義に積み重ねられれば、多少のスケジュールの遅れをものともしない、いいアイディアが生まれてくるはずです。いわゆる「生みの苦しみ」ですね。

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午後の稽古では各スタッフの作業進捗状況確認を行っています。この日は音響の最初の案が提示され、実際に候補に挙げた曲を全員で試聴しています。いきなりOKということはなく、むしろほぼNGという厳しい結果になりましたが、これを何度も繰り返すことで品質が高まるのはチラシ、衣装と同じことです。時間の許す限り進化させてもらいたい部門です。

また、先日運営側から受け取った、池袋演劇祭の審査員講評についても話が及びました。公演の率直な感想と言いますか、審査員の方々の受け取り方は、その人によって天と地ほどの差がありましたが、共通していたご意見は「演技の品質の低さ」です。やはり、お金を取ってお客様に見せる芝居のレベルに到達するには、まだまだ自分の限界を超えてやるべきことがあるということでしょう。これまで自分の境遇に甘えて勝手にあきらめていたこと、繰り返しているうちに麻痺してしまった直向きさ、我武者羅さが必ずあるはずです。その至らなさを全員で共有し、これからの舞台創りに反映させていくことが次のステップです。

そんなシビアな空気の中で始まった稽古は、それぞれが緊張感を持ったものでした。少しずつキャラクターの方向性も見え隠れしてきています。演出からも人物の内面に関わる問いかけや演出が増えてきました。物語全体をどう見せていくか?ひとつひとつのアクションが重なり合うことで面白くもなり、ちょっと踏み外してしまうこともあるわけです。動きの多い役者たちは「暑い!」と言いながら、何回も体を動かして演じていました。この体の動きと心の動きの繰り返し、積み重ねが、少し面白い舞台に昇華していくことに期待しましょう。

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ワンポーズに魂込めて、ポーズゲームの様子

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かなりアドリブが表出しています

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何かのポーズのように見えますが、実は…?

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キャラクターの特徴を表現するには表情も重要です

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後ろで遊んでいるわけではなく、これも立派な演技です


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