12月18日の「てんとせん」です。

Posted by theatreminori on 18.2014 稽古レポート 0 comments
かなり外の寒さが厳しくなってきましたが、屋内で行われる稽古の時間は熱気に満ちていました。恒例のウォーミングアップの後に、それぞれが担当するスタッフ業務の打ち合わせを行っています。今回は役者たちにも何らかのスタッフを担ってもらうようにしています。これまでは、役者に集中していれば衣装も小道具も音響も勝手に出来上がっていくという、役者にとっては天国のような環境でした(数少ないスタッフは壮絶な地獄でした!)。それは演技に集中できる利点がある反面、創造者としての意識が希薄になるという弊害も含んでいました。

今回こんな取り組みに着手したのは、どうやって舞台が出来ていくのか?裏方の苦労とはどんなところにあるのか?といった、これまで体験したことのない領域を体感してもらい、より一層、ひとつの舞台をみんなで創っている感覚を共有するためです。まだまだ勝手がわからない作業に戸惑いながらも、「とにかく衣装のイメージを描いてみよう」「曲の候補やアイディアをダウンロードしよう」と、各担当者は具体的に作業を進めています。

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今日はそれぞれの進捗状況や持ち寄ったアイディアの確認を行い、次週までに進めてくることを共有しています。これまでは誰かがやってくれていた「当たり前」のことを、自分たちで積み上げていくことは大変なことでしょうが、同時に舞台に立てることのありがたみ、役者としての準備の必要性、責任感が芽生えるはずです。

スタッフ打ち合わせに続いて、脚本の中盤のシーンを少し役を入れ替えながら、繰り返し稽古しています。舞台の幅を意識してお互いの距離を修正する作業、観客からの視線に対してどこに立ってどう動くかを意識することに留意しながらの稽古でした。どうしてもこれまでの小さな舞台サイズに相応しい言動になってしまう役者たちを、いかに大きく動かし、大きく見せるか?演出からの指示は「もっとわかりやすい演技を」でした。ちょっとした距離の取り方、一歩の踏み出し方で、舞台の中で与える印象が変わってきます。ひとりがバランスを崩せば、周囲の役者にも影響が波及します。誰がどんな意図で何をしているのか?大きな舞台で分かりやすく伝えることを常に意識しながらの発言と行動が求められます。

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本日の稽古を経て、少しずつ配役が確定してきました。まだ未定の役者には多少の焦りや不安があることでしょうが、どんな役でも精いっぱい演じ切ることこそ、演劇の楽しさです。それに向けて誰もが頑張っていることには変わりないのです。今回は各自が裏方業務を兼任することで、より一層頑張り、より一層楽しめるはずです。

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