5月15日の「Mission」です。

Posted by theatreminori on 15.2014 稽古レポート 0 comments
暖かい日が多くなってきましたが、てあとるみのりの稽古場であるハートランドみのりは、建物の構造上、通気性に優れているとは言い難く、少し涼しい空気が残っています。この季節は稽古しやすい環境です。しかし、夏になると、暑い空気が残ったままになるので大変です。

さてさて、そんな活動場所で行われた午前の制作部。みんなで衣装デザインのアイディアを描き出しました。自由な発想と瞬時の思い付きで様々な案が形になり始めています。すぐれたアイディアを捻出することが全てではなく、こうして皆で知恵を出し合って、最終的な完成形に高めていく作業工程が大切です。「絵は苦手なんだよな」と連呼していた団員も、複数のキャラクターの衣装イメージをしっかりとカラーで描いていました。

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その後は、昨夜話し合われた舞台装置についての説明が主宰者からありました。今回は今までよりもお金と手間と時間がかかる舞台装置です。それでも第8回公演「Mission」の経験者は驚愕することもなく、ひとつひとつの説明に静かに頷いていました。小道具に関しては小物をみんなで手作りしていくことになります。これまでは舞台監督も務める主宰者が一手に引き受け、超人的なペースで仕立てあげていた物品が、今回は本当の意味でみんなの力の結晶になります。一期一会で消えゆく舞台上の世界にも、より一層の愛着がわくことでしょう。与えられたものではない誇りを得られることでしょう。

午後からは役者たちの稽古です。これまでも何度か説明されてきた「役作り」の意味合いについて、演出を務める主宰者から詳しい話がありました。どうしても断片的な形をつなぎ合わせてキャラクターを作ったつもりになってしまう役者が多く、演技として、現実的な交流が芽生えていません。脚本に秘められた世界観、人物像を想像力と創造力で形に変えていく作業を行うのが役者の「役作り」です。テレビや映画の俳優の演技を参考にしても、脚本の深層を読み取ることはできません。形ばかりの演技しかできません。そんな当たり前のことを見過ごしてしまう自称「役者」からの脱却がなされなければ、お芝居全体の品質が向上するはずはないのです。



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まだまだ読み込みが足りない。そんな至らなさ、己の未熟さを突き付けられたとしても、それが次回の稽古までに「己がなすべきこと」の象徴になります。まだまだ力の足りない役者たちですが、一歩一歩前進しているはずです。稽古の写真からも、感情と動作と言葉のリンクが構築され始めていることが感じ取れます。もちろん、まだまだ、現物をお見せできるレベルではありません。演出家はこのまま役者がしっかりと成長を続けることを祈るとともに、それを加速させる然るべき言葉のナイフを彼らの心に突き立てていくことでしょう。序盤からフルパワーの稽古です。

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