どうも。総監督椙田です。最近はこのブログで制作部の活動風景をお届けしていなかったことに気付いたので、今週は制作部の様子を中心にお届けします。稽古の風景を期待されていた方は、フェイスブックページにアップされていますので、お手数ですがそちらをご参照ください。

23日の制作部では、遅ればせながら「チイサナソラ」の遺産の解体作業を行いました。こんな金網を何に使ったのか?すぐに思い出せたお客様には拍手です。舞台装置の一部として、舞台の奥に立てられていた金網です。蝉たちが集う公園の風景…というコンセプトでしたが、実際にはライブハウス感を演出する装置となりました。金網の後方に設置した転がしライトがまたいい感じでした。解体後しばらく丸めて保管されていましたが、保管場所も限界なので処理することになったのです。もちろん、原形のまま捨てると粗大ごみ扱いになってしまうので、小さくまとめて燃えない金属ゴミで処分する、いわゆるスクラップ作戦を実施しました。

金網をニッパーで細かく解体します。少し力が必要な作業です。力を入れすぎて指にまめができてしまった団員もいましたが、手分けして行ったところ、それほど時間をかけずばらしきることが出来ました。

後は小さくたたんで、養生テープで固めてしまえば出来上がり。作業をすればするほど、どの程度の大きさにカットするとベストか、どうたたむと切り口が露出しないで安全かというコツをつかむことができ、スクラップの完成度が高まりました。こうして過去の公演の思い出のひとつが形を変えて処理されました。もっと早くやればいいのに…と思う反面、なかなか捨てきれなかったことが、いい思い出の証だったのでしょう。

その後は第12回公演「Memory_Stock」のグッズ、パンフレット、チラシなどの打ち合わせです。来週には数点のグッズサンプルを持ち寄ろうということになっています。チラシはデザインが完成して、この日に入稿する予定でした(結局は翌日の24日になりました)。チケットも着々と製造されています。今まで以上に複数の過程が同時進行していく制作部ですので、集まれる時間を有効に活用し、それぞれが発揮できる特性をより発揮できるような活動を展開していく必要があります。今回は近隣劇場への折り込みも頑張ります!
ということで、今週は制作部の様子をお届けしました。午後の稽古が出来なかったわけではありませんのでご安心を。むしろ役者たちはやる気満々。本格的な稽古が始まって3週目、早くも脚本を手放す者もいたほどです。間もなくチラシ配布、チケット販売も開始されます。ご期待ください!