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1月9日の「Memory_Stock」です。

Posted by theatreminori on 09.2014 稽古レポート 0 comments
新年最初の稽古にて、ついに、いよいよ、脚本が配本されました。これで何週ぶりかに徹夜しないで済む水曜日の夜が訪れることに束の間の安堵を感じる椙田です。

印刷したばかりの脚本を受け取った役者たちは、作品解説もそっちのけで黙読していました。それだけに、これまでの練習で使用した数パターンからどのような変化と進化を遂げて、最終形態に到達したのか?これまで不確かだった物語の結末はどうなったのかに、強い興味を持っていたようです。もちろん自分が担当する役の一挙手一投足にも高い集中力で着目していました。前回までのバージョンから求められるカラーに大きな変化があったキャラクターもいました。それでも共通していることは「前より面白くなっている」ことでした。ワクワクしながら楽しんで、役者自身も想像以上の力を引き出されている様子を目にできるのは、実にありがたいことです。この鮮度がお互いに保てるとなお嬉しいことです。


真新しい脚本は思わず丁重に扱ってしまいます。

ただ黙読しただけでは面白さはわからない、ということで、早速読み合わせを開始しました。最近のてあとるみのりは、初見であっても動きを交えて読み合わせることが当たり前になっています。この日も例外ではなく、それぞれが何となくではあるものの、しっかりと相手役との距離や位置を意識して動いていました。

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倒れているのか、起き上がったところか?

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3人でちょっと真面目に会話しているような感じ。

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かなり動きの激しい役者は写真がぶれてしまいます。

なお、午前中の制作部ではチラシ案が4候補発表されました。まだまだ検討の余地がありましたが、方向性の異なるアイディアが出たことで、完成した物語との関連を深めていくことが出来そうです。同時進行でグッズ開発隊も作業を行いました。タイトルにちなんだ「思い出BOX(仮)」を試作しています。まだまだ採用されるかわかりませんが、この案は、本日も写真撮影に精を出していた制作部の吉川によるものです。

どのセクションもこれまでの経験を活かして、積極的、かつ時間を無駄にしないような動きを見せています。気が付けば公演まで2ヵ月半弱。稽古も1回1回で品質を高めていかないと、すぐに終わってしまいます。この物語の本質をどれだけ引き出せるか?時間との戦いでもあります。

ついに本格始動した第12回公演「Memory_Stock」。来週からはきっちりと立ち稽古に入ります。制作部もチラシデザインの最終局面です。チケット販売はもう少々お待ちください。それではまた来週。

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