5月23日の儀式です。

Posted by theatreminori on 26.2013 稽古レポート 0 comments
どうも。深夜のBSチャンネルで盛んに放映されている通販番組の中では、外国発の番組の方が商品がチープのように見える割には、妙な説得力があると感じてしまう時点で、外国へのコンプレックスを抱くちっぽけな日本人である自分を実感してしまうSugiです。



このところやっと暖かくなってきた今年の春から初夏の気候。見上げるとこんな空だったり、真っ青な空だったりしています。いきなりこんな写真を紹介した理由は、ちょっと置いておいて、5月23日(木)の稽古で行われた、ある儀式についてお知らせしましょう。

この日は事前に宣言していた通り、第11回公演「チイサナソラ」の脚本配本の日。最近は、当初の宣言通りに脚本が完成(納得)せず、予定より何週間か遅れて配本されることが多かったのですが、今回はきっちり約束通りです。もちろん、苦労なく脚本が順調に仕上がったということはなく、相変わらず時間ぎりぎりまで、ありとあらゆる進化と変化を施した生命と感性を削りまくった我が結晶が、この脚本に映し出されています。まあ、そんなことは私だけが自画自賛していれば済むことなので、この辺で。

脚本の配本。それは脚本家にとっては、己が生み出したの作品が初めて第三者の目と感性に触れる瞬間。受け取る団員にとっては公演への参加の決意、すなわち覚悟の表明です。ですから、簡単に脚本が配られるということはなく、「儀式」になるわけです。参加する決意を持った者がひとりひとり名乗り出て、脚本兼演出家である私からのコメントと共に脚本を受け取る。賞状、卒業証書の授与式のような雰囲気です。ここから、本当の稽古が始まるのです。

こうして、この日から「チイサナソラ」の闘いは本格的に始まったわけです。大切なのは、この第一歩を踏み出した時の覚悟を忘れず、さらに強く持ち続けていくことでしょう。感情の高揚と緊張を伴ったモチベーションとは時間と共に低下しがちな、熱しやすく冷めやすいものの代表格です。その場の雰囲気に酔いしれることなく、さらに己を高め、全体のパフォーマンスのために成すべきことを高い次元で成し続けていくことを大切にしていきたいものです。

チイサナソラ表紙S

これが今回の表紙。冒頭で紹介した写真がこんな感じに様変わり。脚本が単なる舞台の原型に沈むことがないように、完成された物語としての存在感を強調したデザインです。もちろん公演では、この脚本を超えてもらいたいという思いも含まれています。一種の挑戦状。だからこそ完成度の高いものを参加者の手元に与えたかったのです。この表紙を見るたびに、モチベーションが高まるように。新たな刺激に憧れ、それを具現しようとせんがために。

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