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終了した「そこにあるもの」の舞台裏その2です。

Posted by theatreminori on 31.2013 公演・チケット情報 0 comments
どうも。光陰矢のごとしという言葉を、肌で感じてやまない焦心かつ傷心的な年度末を過ごしているSugiです。てあとるみのり第10回公演「そこにあるもの」の報告も第3弾。一応これで節目にするつもりです。そんな今回も舞台裏と言いますか、上演時間以外の様子を中心にお届けします。お楽しみください!

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パオパオの巻き上げ動作の確認中です。

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これは暗転中に役者数名がワイヤーを巻き上げていました。
何度も練習と装置の調整を行って、最終日はかなりスムーズに。

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空き時間に自主練習を行うヤマト王子。
苦手なセリフ、早口言葉、外郎売など、どの役者も熱心でした。
その成果もあって、日に日に演技の質が高まっていました。

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休憩時間の楽屋風景。
先ほどまでのステージの失敗談で盛り上がりつつ、しっかり脚本も確認。

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公演後にお茶とお菓子で休憩。
ヨロイ大尉の髪が…!

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公演中は受付でグッズの販売を行いました。
特別限定パンフレットはおかげさまで完売しました!
特別限定なので再版の予定はありません。

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公演の合間には音響、照明も質を高めます。
音響は3日目まで曲の長さをアレンジ、新たなSE創りをしていました。
照明は何パターンか組み合わせを試しています。
役者だけではなく、効果も進化していたのです。

そんなこんなで、当初はチケット売れ行きが不振で、収入面で心配された「そこにあるもの」も、終了してみれば収支予想を覆す大幅な黒字を計上することとなりました。ご来場いただいた皆様、会場でグッズをご購入くださった皆様には感謝です!

ちなみに、劇中に登場してくる人物(ゴキブリたち)の名は、ゴキブリの名前から取っています。さらに、ペリプラネタ、バローイングという家名も、該当するゴキブリの学名から拝借しています。相当な昆虫マニアでしたら、あらすじを見ただけですぐにこの話がゴキブリの話であることに気が付いたことでしょう。思った以上にゴキブリはペット、観賞用としても世界中で愛されているようです。特にヨロイモグラゴキブリ(ヨロイ大尉の由来)はかなりの人気者です。今回の芝居でも大尉は断トツの人気でした。この人気のリンクは脚本制作段階から密かにこだわっていた部分で、まさに狙い通りの結果でした。
ゴキブリについて私が参照し、大変役立った研究者による「ゴキブログ」をご覧になりたい方は、勇気を持ってこちらからどうぞ→ゴキブログ……ヤマト、サツマ、ヨロイらのゴキブリとしての真の姿を閲覧できるはずです。

今回の舞台は、厳しいスケジュール進行の中での成長、装置と照明と衣装のコーディネート、さらには物語から引き起こされるであろう現象の予見に至るまで、全てが美しくかみ合った、プロデューサー冥利に尽きる作品でした。それ故か、かかわる団員たちの士気、モチベーションのベクトルを含めた総合的なまとまりが生まれていたように感じます。演技の完成度としては未成熟な部分が多く、お客様には物足りなさ、難解さを残したかもしれませんが、団体としてのまとまり、一体感、連動性は、誰もが超えたかった「Mission」を上回っていたと言えるでしょう。

そんなてあとるみのりが、さらに飛躍するため。あの頃の自分たちと真剣に向き合うための第11回公演は、2013年10月です。まだまだ先…と油断していると、すぐにあと1ヵ月!ということになりかねません。まさに光陰矢のごとし。明日なんて、いつまで来てくれるかわからない…。次回はそんなお話です。

チイサナソラ2013予告バナー

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