どうも。脚本も完成し、次は音響や照明、装置、スケジュール組み、予算の管理と、相変わらず八面六臂な活躍を始めつつあり、少しでもシェアと言うか本来の担当者に戻さないと、この冬のスケジュールで燃え尽きる自信があるSugiです。
新年最初の稽古と言うことで、これまでも何度か伝えてきた「当たり前」で「変わることのない」モノ創りの心構えを、団員に改めて伝えました。同時に、てあとるみのりならでは、というか、私ならではの言葉も伝えました。とにかく、我々が置かれている現状として、圧倒的に残された時間が少ないこと×2です。残り2か月で2本の芝居を完成させるのですから。これは全員の集中力と先を見据えた行動力が陰になければ、とてもなしえない偉業です。その馬鹿げたチャレンジに賛同し、面白さや楽しさをフィードバックさせる仲間の力がひとつにならなければいけません。
だからこそ、厳しい取り組みの中で、難しい、自信がない、時間がない…と諦める人に寄り添って励まし、支えるなどとぬるま湯の仲良しクラブのような真似をするつもりは一切ないことを宣言しました。それをやってしまえば、作品は先へ進まず、時間があっという間に無くなり、諦めずに頑張っている人に最大の侮辱を与えることになります。
もちろんこれは、できない人を排除し、才能、自信、ゆとりのある人を優遇する為の宣言ではありません。
「どんなにへたくそでも、無様であっても、何とかしようと必死にできる限りの努力を続けている人は絶対に見捨てない」
それが私が伝えた、本日のメッセージの真髄。とにかくみんなで残りたった2カ月の芝居との付き合いを、アツく、愚かに、闘い、突っ走ってみようという思いを込めた約束です。
そんな、アツい話を経て始まった「THE STAGE」の稽古。団員たちの目は闘志に満ちていました。そして、稽古が進むうちに…

居眠り。

そして居眠り。
もちろん、これは演技です。いきなりやる気をなくしたわけではありません。みんな「突っ走るぞ!」と気合を入れあい「競争」ならぬ「共創」を誓い合った仲間です。まさか、舌の根が乾かぬうちに背を向けるなどということは人としてあり得ない…と信じたいところです(笑)
次週には第10回公演「そこにあるもの」の配役を決める予定です。死にものぐるいで食らいついてください。よろしくどうぞ。