どうも。かなり久し振りに完全に夜を徹したため、電車で吊り革を持たずに立っていてもすぐ寝てしまう状態のSugiです。
ついゲームをしていて徹夜になったわけではなく、もっと楽しくて凄惨な脚本作りをしておりました。先週の稽古で「次週配本」宣言をしていたので、約束を果たすためです。もちろん物語は完成させました。体裁を整える時間がなかったので、本日の稽古では、まだテスト用初刷りバージョン。誤字脱字、ちょっとキャラのブレがあるかもしれない要調整バージョンです。しかし、物語は本物。参加者たちは緊張と期待を胸に脚本を手にしていました。
もちろん、まだ配役決定には時間がありますが、この日は読み合わせの後に各キャラクターの振り返りを行いました。自分が担当した役、他人が担当した役から物語全体の感想まで話は発展。今後の理解を深める上で、大変貴重な時間となりました。特に、いつもはなかなか明かされない設定の裏側、テーマの主軸など、役作りだけでなく舞台創りに関わる話もあり、各裏方部門もイメージを持ち帰ることができたようです。
ちなみに、今回の脚本は第24稿まで作り直しています。自分の中では過去最多。もちろん所要時間も最長です。時間をかければいいものができるというのは妄信でしょうが、9月に立ち上げたコンセプトから描きたかった要素がバランスよく収められました。相変わらず複数のテーマが並行、乱立しているような感じですが、どこか一つにはヒットしていただけるのではないでしょうか。今日のところは約束を果たして男を見せた高揚感(疲労感)によって、冷静に構築できていない部分もある気がしますので、しっかり頭を冷やしてから最終調整と製本作業に移行します。いやはや、今回はとにかく大変でした。死力を尽くしました。限界まで攻めています。時に不可能を可能にしてこそ創造者です。
まあ、脚本の良し悪しを、しかも書いた本人が論じても仕方のないこと。舞台としてどのような作品に仕上がるか?これが3月までの大きな課題です。もう時間のゆとりはありません。すでに今日から始まっています。