お久しぶりの更新になってしまいました。
前回の公演では、日中の空き時間や同じ曜日に行われるグループをお休みにして演劇の自主練習にあてていました。当然ながら、練習する機会や役柄の心情を考える機会はとても多くありました。今回は、自主練習は提供していません。役者自ら手の空いている職員やボランティアに声をかけ、練習を行っています。
今まで台詞に囚われ…自然に発生する言葉に弱かった役者陣ですが、最近は徐々に変化がみられています。
普段の会話のように、事前に用意された台詞を言うのではなく思ったままに感じたままに言葉を出すとはどういうことか。役になりきるとは?そんな疑問が、徐々に解消していっているようです。
「なんか…ちょっと掴めたような気がします。」
そんな小さな発見が、大きな変化へと変わっていくのでしょう。
役への気持ちの向け方が変わっていくように、徐々に役者本人も変化していっているように思います。
「受け入れる」というのは、言葉にすると簡単なようですが…とても難しく、相手の気持ちを理解することにも繋がる大切なことだと思います。自分に与えられた役の心情を考え深めていくことで、日常生活の中でも他者との関わり方が大きく変わっていっているように思うのです。
演劇の面白さが伺えます。
8月入ると、ついに通し稽古が開始されます。じわじわとにじみ出るように、ゆっくりと…しかし確実に変化を遂げている彼らに目が離せません。
公演のチケットの詳しい情報は
こちらを参照してください。
ちなみに、枚数に限りがございますので、お早めにお申し込み下さい。
以上、saeでした。