帰属する思いが融和する信念を貫くための毒牙。

Posted by theatreminori on 13.2012 主宰者コラム 0 comments
どうも。実は今日現在DeNAよりも成績の悪い埼玉西武の行く末を危惧しているSugiです。

本日のてあとるみのりもプレセッションを行いました。3週連続の試みですが、もちろん回を重ねるごとに内容は進化して、より高いレベルへの適応が求められています。今回は脚本化されている部分とエチュード部分による構成。登場人物の性格や目的意識を突飛に逸脱させることができません。つまり、強引に話を進める力技は通用しません。あくまでもキャラクターの整合性、妥当性に基づく即興が要求されるのです。

そんな展開の中、稽古場でひときわ注目を集めた即興パートがこちら。



巨大な人食い蛇「アナコンダ」が、秘境探検に訪れた探検隊の一員を飲み込んでしまったのです。

はっきり言って、十分突飛に逸脱している気がします。この丸呑みにされている役者はかなりのアナコンダマニア。救助に駆け付けた他の役者に「まだ来るな!」「早いって!」と、アピール。「もっと飲み込まれて、体の表面が溶かされてから、ぐえーって吐き出されなくちゃダメなんだから」と、終了後には仲間にダメ出しです。もちろんこれは即興パートです、念のため。

まあ、そんな面白おかしいながらも白熱したセッションの後に、「Mission」に取り組む意識について、全員で共有する時間がありました。そこで確認されたことはいたってシンプル。
「己の取り組みに保険を掛けるな」
ということです。9月公演について「9月には忙しくなるかもしれないのでどこまでできるかわからないけれどやりたいです」「やりたいけれど仕事がどうなるかわからないから、セリフの少ない役がいいです」「難しくない役でお願いします」などという言葉が、ほぼすべての役者から聞かれました。まあ、先のことがわからないのは事実なので、何となくそう答えてしまいたくなるのは理解できます。しかし、本気で「やりたい」なら、「何があってもやり遂げます」「この役だけは全うして見せます」「どんな状況になってもやるからこの役が欲しい」と宣言するべきです。やる前から逃げ道を確保するような、もし中途半端に終わっても仕方なかったと言えるような、もっと頑張ることを避けて諦めるための理由を探すような半端な覚悟には意味がありません。口先だけで「がんばります」「努力はしていますけど」「なかなか時間がなくって」と語るのは、挑戦しない者の決め台詞です。取り組む前からそんな保険をちらつかせて、何がしたいのでしょうか?取り組む前に必要なのは自信でも確信でもありません。本気でやる、絶対に自分でやり遂げるという覚悟だけでいいのです。

本日語られたことはさらに深みのある内容にまで及びました。それをここで紹介することは控えます。なぜなら、その答えは9月の公演をご覧いただければ伝わるはずだからです。本日の帰路につく役者たちの目の色から、そんな覚悟を感じることができました。

今は、それが私の自己陶酔による錯覚、思い込みでないことを祈るばかりです。そう。飲み込まれた腹の中でどろどろに溶けて融和していることを。

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