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11月25日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 25.2021 稽古レポート
気が付けば11月最後の活動日。11月25日(木)の様子をお届けしましょう。

10時から12時の制作部。このブログでは紹介したことがありませんが、いつもラジオ体操から始まります。第一と第二をしっかりと行って体と頭を目覚めさせてから、それぞれの作業に入っていきます。最近はそれぞれの作業を集中して行う姿が目立つこの時間。この日は欠席者が数名いたため、いつも以上に静かな時間が流れていました。時々進捗状況を確認したり、改善点を打ち合わせることでにぎやかになりましたが、大きく脱線することもなく真面目に真剣に盛り上がっていました。

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現在製造中のグッズについて、進捗を確認するチェック日を設けようということになり、12月16日(木)に一度全アイテムの進捗を確認して目標生産数の上方または下方修正、仕上がりの改善などを共有する予定です。これまでゴールだけは決めていて、少しのんびりとやりすぎて最後に慌てるというパターンもあったため、今回はしっかりと段階を踏んで仕上げていくことにしています。これは団員側から出たアイディアです。全員が経験を積んでたくましくなっている証拠ですね。

13時から16時の稽古時間。まずは劇団員で取り組むと決めたある企画の詳細についての話し合いが行われました。先週までの話の続きということで「さらに考えて来ました」という団員が数名、己が描いたアイディアを発表してくれました。なかなか面白い提案や少々的外れな提案まで、続々と意見が交換されたのはこれまでにない議論の白熱ぶりでした。最終的には大喜利のような展開になってきたのでいったん休憩を入れ、その後の落ち着いて候補を絞ってひとつの案に落ち着きました。みんなで考えてみんなで作るという今回の取り組みは、今のところなかなか詳細をお届けできませんが、なかなか面白い雰囲気で進行しています。

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稽古の後半は先週から継続しての短い脚本を使ったセッションです。こちらもそれぞれさらに準備してきた要素もあり、より連動性や流動性が備わった演技が随所に見られました。また、この段階にきて「ここって誰に向かって言っているんだ?」「一人じゃなくて二人に言ってない?」「ということはここの言い方はもっと陰口みたいにしないといけないかったのでは?」「その間に入るには同じようなベクトルじゃないと釣り合わないよね」といった演じ方に関する議論まで交わされました。これまで数回のセッションでは気付かなかった違和感にやっと到達して修正が入ったのです。

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実際に修正箇所を反映させたり、これまで以上に動きを意識してみると「やりやすくなった」「自然にこっちサイドで結託できた」「相手への反応が自然に出た」と好評でした。また感情の表出方法が極端な役者に対しては共演者から「もっとしてやったりというか、嫌味っぽい方がいいんじゃないかな?そうしないと相手の返しも攻撃的になってしまうから」といった指摘もありました。これもまたその通りのことで、演技や感情の出し方が相手に影響を与えることの実例でもありました。自分だけが気持ちよく演じているという状況は明らかに演技としてピースがはまっていない状況ということのようです。

これらの貴重な気付きは何度も繰り返して読み合わせる中で発見できたことです。実際にはこの気づきまでの時間を短くするために、個々がしっかりとイメージを積み上げてから稽古に臨まなければいけません。最近継続しているレッスンのおかげで、そのことを実感を伴って学ぶことができています。

さて、次週からは12月そろそろ新しい動きが始まりますよ。

11月18日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 18.2021 稽古レポート
11月18日(木)の活動の様子、まずは午前中の制作部から紹介します。次のグッズ販売機会に備え、部門ごとに分かれてのグッズ制作が進行中です。まだまだ開発段階の部門ばかりですが、担当者同士で入念な打ち合わせや試作品の検証が行われています。これまでは脱線した会話のにぎやかさが目立った制作部も、最近は真剣かつ必要な議論を交わして盛り上がるようになってきました。熱気が違います。



そんな集中した空気の中で、試作段階から「これまでで一番よくできているかも?」というグッズも生まれています。手作り商品がメインの我々が長年積み上げてきた技術の成果が表出しているようです。これは見逃せませんよ。

続いて午後の稽古。こちらはまずは2月のイベントへ向けてのミーティングでした。通常は30分程度の時間を要する話し合いがこの日は白熱し、60分間にも及びました。様々なアイディアや見通しが乱れ飛び、それらをどうまとめていくかが今後の展開を左右してきそうです。果たして何が生み出されるのか?発表をお待ちください。

その後は継続して行っている8名による短い脚本のセッションでした。役者たちは先週までの蓄積をさらに深め、人物や物語に深みを持たせ始めていました。特にこの日際立っていたのが人物同士の思惑や感情の表現でした。相手のことを気に入ってるか嫌っているか、相手の意見を肯定的にとらえるか反発するかといった言葉だけでは表し切れない内面がよく表現されるようになっていました。これは演じる人物の思考や価値観がイメージされてきた証拠です。人間らしさが露骨に表現された会話が演じられるようになってきました。

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その一方で、感情的に突っ走り過ぎてセリフをすっ飛ばしてしまったり、どこを読んでいるのかわからなくなるという弊害も見受けられました。ただし、これは脚本に縛られなくなるための第一歩でもあり、全面的に悪いことではありません。要はそのバランスと、そのバランスを維持するための客観的な理解が大事なのです。人によっては感情よりもセリフが先走って、感情の表現がずれている人もいます。シーンによっていきなり感情先行になってしまう癖がある人もいます。いずれもバランスの問題です。思いや価値観同士がぶつかり合うという点での「整合性」に物語の展開やセリフの表現が求める「正確性」をバランスよく融合させることが、今我々が目指している演技です。

よく言われることですが、演じる自分を客観的に見る自分を持つということが目指すゴールなのかもしれません。もちろん、それは簡単なことではありません。しかし、少しずつ、そのほんの一部分を一瞬でも実感できれば、何か新しい演技のスタンスに気付けるはずです。それが演じること以外にもよい変化をもたらすのではないかと、私たちは信じています。来週の活動でもさらに磨き上げていきます!


11月11日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 11.2021 稽古レポート
11月11日はポッキー&プリッツの日…というのをやたら気にする団員もいる中での活動でした。ほとんどの人はこだわらないことでも、なぜか必要以上にそのことをアピールしてくるこだわりのある人もいます。価値観と言いますか、ものの考え方に大きな差があることも、それぞれの大切な個性です。てあとるみのりではその幅が一般の団体よりも大きいかもしれません。

さて、そんな11日の午前中の制作部。黙々と担当ごとの作業が進む中、あるイベント参加の準備に必要な情報の確認のために、ちょっとしたミーティングにもなりました。その中で、団体の活動開始年はいつだったかの話になり「2008年」という答えが総監督から出ると「長くやってるってアピールできますね」という団員からのリアクションがありました。確かにその通りです。しかもコンスタントに活動を持続させていることはセールスポイントになります。昨今話題の持続可能な社会と重なる部分もあります。ダイ―バーシティ&サスティナブルな団体であるという時代に合ったキーワードをアピールをしていくことも大切だということに気付かされる話し合いでした。

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午後の稽古では制作部とは別に演技の方で何らかのアクションを起こそうという話がありました。今のところ今年度中の主催公演の予定はなく、果たして毎週の活動は何を目指して取り組めばよいのかが明確ではなくなっています。もちろん演技力や表現力を向上させようという取り組みに時間を割いていることには意味があります。しかしそれを積み重ねても成果を披露できなければ動機付けが低下します。そんなわけで、ちょっと何かにチャレンジしようということになっています。例によって現段階では詳細はお伝え出来ませんが、劇団員全員参加型の何かをもくろんでいますのでお楽しみに。

さて、そんな話の後は先週に引き続き8人のセッションによる表現力向上ミッションです。先週考えた物語のカギを握る設定を受け、それぞれの人物がそのことをどう考えているのか、どのような立場でこの場に集まっているのかなどのキャラクター設定を深めてくるという課題が出ていました。まずはそれぞれが考えてきた自分の役のキャラクターについてプレゼンし、より分かりやすくしたり整合性を持たせるために必要なアレンジを加えました。それを踏まえて実際に脚本を読み合わせ、「もっと何も考えない方がよかったかも」「方向性を間違えたので修正します」「この人は座らない方がいいのでは?」「席順がこっちの方がよくないか?」などの変更を加え、さらにブラッシュアップを試みました。

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このような作業を行う中で、一人では思いつかなかった人物同士の関係性がはっきりしたり、立つだけで自分自身が受ける印象が変わることだったり、シンプルに人物の特徴だけを出せばいいわけではないことに気付いたりというたくさんの発見を得られました。ひとつひとつの事象を深く考えなければいけないのでとても難しいことではありますが、整合性を構築しながら脚本を読み解いていく感覚はなかなかのものです。引き続き取り組んで正確性と整合性の向上を目指します!

11月4日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 04.2021 稽古レポート
11月に入って最初の活動日となった11月4日(木)。まずは午前中の制作部からスタートです。まずは先週素材の調査をしてくるということになっていた宿題の報告です。なかなかイメージ通りの素材がイメージ通りの価格で販売されておおらず、雲行きが怪しくなってきましたが、家にあった在庫、立ち寄った店で発見した類似素材などの報告があり、商品の製造(試作)に結び付けられそうな期待が芽生えました。その後は各担当部署ごとに話し合いやラフデザイン、試作の開始となりました。黙々と作業が進み、あっという間に12時。進捗としてはどの部門も劇的なものではありませんでしたが、2月の目標に向かって着実に前進しています。

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13時からの稽古ではまず2月に複数控えるイベントの説明と参加希望者の確認を行いました。各イベントまでは少し間が空いていますし、公式発表ができない状態ですので詳しくお伝え出来ませんが、今月の中頃には何かしらの情報を公開できる予定です。

そのあとは4ページの短い脚本を使ったセッションを行っています。この形式だけ見ると先週までと同じように感じるかもしれませんが、中身はより演劇的です。今回は登場人物が8名。稽古に参加する役者の人数と同じです。全員が余ることなく出演するわけです。性別やおよその年齢層が顔ぶれに合うように作られた脚本ながらも、誰をどの役に配置すればスムーズなのかを考えるのは難しいものです。しかも、今回は「正確性」「整合性」という2要素を満たした仕上がりにしなければいけないという条件が加わりました。みんなで話し合い、配役を決め、何をどう表現するかを煮詰めていく。そして2要素が満たされるまで何週でもこのたった4ページの演技を繰り返していくことになります。一人がセリフを飛ばしたり、読み間違えたという事象はもちろんのこと、なぜそのセリフをそのような言い方をしているのかの裏付けがない表現はすべてNG扱いです。すべてのセリフや行動に根拠があり、それを明確に表現及び説明できないとクリア扱いにはならないのです。

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この条件をクリアするために必要なことは繰り返し脚本を読み合わせることではありません。出演者同士がこの物語の設定や、扱っている話題の真意や、表に出ていない設定などを共有した上で、その状況に対してそれぞれのキャラクターがどのようなことを考えてリアクションをとっていくのかを結びつけること、それが物語の中での整合性なのです。ここが保たれれば自ずとセリフや演技の正確性も保たれます。脚本を解釈するという観点だけでは、実際にどのぐらい、どのように深めていくのかは人それぞれだったりします。そうならないよう、全員で同じイメージを頭の上で描き、そこに書く人物の価値観を紐づけようというのが今回の取り組みの狙いです。すべての表現に根拠が関連付くわけです。今週はそンな脚本の読み方を全員で共有できたかどうか…という程度までしか進みませんでした。しかし、このように頭を使って脚本や役を読み込むという経験は貴重なものになりそうです。

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今月から始まったこの取り組み。全員で力を合わせて正確性と整合性をクリアしなければ終わりません。さあ、どこまで進むでしょうか?

10月28日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 28.2021 稽古レポート
10月最後の活動日となった10月28日(木)。10時から12時の制作部ではグッズの部門ごとにより具体的なデザイン案、今日からの進め方を話し合いました。話し合いの中で「この部分はもっとこっちに付いてないと機能しないのでは?」「厚みがありすぎると使い勝手が良くないですよ」という機能面についての意見も多く出たため、まずはその改善案を反映させた試作をして、機能面が改善されたら色や装飾のデザインを考えるという順序になりました。少しずつの進捗ではありますが、商品の品質を向上させるためには正しい道筋を進んでいるようです。もう少し作業が進められるようになれば、何を商品開発しているのかお知らせできるでしょう。

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13時から16時の稽古では先週同様4人1組のチームを編成し、短い脚本を仕上げるセッションを行いました。今回は配役を決める際に「あえて苦手そうな役をやってみよう」「こういう時期だからこそ練習になるようなことをしたい」という意見が採用され、性別と年齢の枠を超えて、普段その人が担当しなそうな役を優先的に決めていきました。

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チームごとにメインの稽古場を交代で使用し、仲間同士で「人物のイメージを思い切り出しましょう」「もっと元気よく」「ジャイアンみたいな人物をイメージするといいです」「動きが足りないので動きを」「こっちに寄りすぎちゃいました」などと意見交換しながら少しずつ演技の質を向上させていきました。メインの稽古場が使えない時間もお互いに意見交換したり、確認が必要な内容をすり合わせたりと、時間を無駄にすることなく演技の品質向上にいそしんでいました。

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その様子を見ていると、チームによってまずはどの部分を重要視してシーンを作っていくかが異なることが興味深かったです。もちろん何が正解ということはないのですが、チームの顔ぶれによって率先して意見を出す人、どんなアプローチから仕上げていくとスムーズなのかが違うので、無意識のうちにそんな特徴をしっかりと反映させたがゆえのアプローチの違いがあったように感じられました。

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さて、そんな練習時間をすごしたのち、お互いのチームの作品発表です。「同じ脚本なのに配役やキャラの出し方でこんなに雰囲気が変わるのか~」という観客目線の感想と「演出がいないとなると自分たちで何とかしないという感覚が強くてどんどん意見が出せた」「達成感がある」などの作り手側の感想双方が交わされました。どちらも演劇を仕上げていく上では必要な感覚です。普段の稽古の質や効率を上げるには、自分たちで考えて共有して実行する、そんな準備が必要ということを今月は深く学ぶことができたようです。



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