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8月4日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 04.2022 稽古レポート
8月4日(木)は8月最初の活動日。そして新天地へ移って2回目の活動日でした。先週は特に午前中の集まりが悪かった活動日でしたが、この日はまずまずの集まりでした。東京は久し振りに暑さが和らいだので、その影響もあるのでしょうか。

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さて、10時から12時の制作部では、来月14日に迫ってきた「みのりで文化祭」に関する具体的な運営会議を行っています。会場のレイアウト、ブースに入る団体の確認、ブース以外のお楽しみ要素の考案、パンフレット作りの段取りなど多岐にわたって、それぞれが「これやったらおもしろいよね」「楽しんでもらうにはこれもありだね」などとアイディアを出し合いました。そしてそれぞれがいつまでに何の準備をするのかの共有も行いました。この日の話し合いで一気に具体的にイメージできるようになってきました。

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残った時間はグッズ作りの続きに取り掛かっています。すでに次回の本公演(2023年3月)での販売を想定した商品もあるので、何をいつ、どこまで作っておくのかも確認しながら作業しています。当初は「難しい」「できないかも」と不安要素が強かった商品がいつの間にか作り手の「いや、これはちょっと違うな」「やっぱりやり直す」といった執念がこもった作品に成りそうです。

13時から16時は稽古時間でした。この日は5人で演じるショートシナリオを使っての演技です。このシナリオの特徴はト書きや人物設定、状況説明がなく、セリフというよりは主語がない短文(例「まともじゃない」「結局そうなる」など)しか書かれていない点です。つまり、演者たちは状況を共有し、人物同士の関係性を想像し、実際のセリフや演技としてどんなことを表現するのかを自由に考えなければいけません。プロットに瞬時に肉付けをしてドラマにするような感じです。ある意味即興要素が強い取り組みですが、大事なのは前後のつながりを意識して誰からどんなバトンを引き継ぎ、誰にどんなバトンを渡すのかの理解です。

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序盤のセッションではセリフのタイミングや取るべき行動が前後してしまう役者が続出しました。自由にできるという即興要素に流されて、「概ねこんなことやればいいんでしょ」という個人演技に傾いてしまったからです。細かい部分での自由は保障されていても、物語の展開、発言の関係性などは定められているので崩してしまうと作品として成立しません。このバランスが難しいのです。

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演者たちは互いに「ここはもっと強く言ってくれた方が受けやすい」「壁際にいた方が後の演技の邪魔にならない」などと気付いたことを振り返りながら演技の質を高めていきました。何回かセッションしたことろで役をシャッフルすると、より多角的に状況を判断できるようになったせいか、さらに品質が上がっていきました。短時間ながらもそれなりの成長が確認できました。今回のような特殊な脚本ではなく通常の脚本を読む際にも、同じように前後のつながり、状況の判断などをしっかり根底に持つことが、より良い演技につながります。ただセリフが書かれているからそれをそのまま読むだけでは演技として不十分です。まだまだ技術的に成長過程の団員たちは、こんな基礎的な訓練を繰り返しています。

7月28日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 28.2022 稽古レポート
7月最終活動日。この日から活動場所が新しくなりました。先週は有志が集まって引っ越し作業をした場所です。まだこのフロアをどう活用するのか定まっていない時期ではありますが、ひとまず新たな場所での活動が始まりました。

そんな記念すべき新天地初日ではありましたが、午前の制作部は体調不良者が続出し、実に寂しい2時間となっています。今までより広く感じる空間がさらに広く感じられました。9月のイベントに向けて審議したかったことも当然先送りになっています。参加した団員はひたすらグッズ作りを続けていました。

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午後の稽古になって少しずつ劇団員も合流し、やっと活気のある雰囲気になりました。この日は途中参加者に応じて二人から三人が組んでの即興芝居を行っています。お題に対して第一声を発する人を決め、相手はその第一声から受け取ったイメージにうまく対応して話を進めていくという課題が加わった即興です。事前打ち合わせはありません。

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このルールで実際に演じてみると、すぐに相手の出方に合わせられる人と、どうしても自分でこうやりたいというイメージから抜け出せない人が明らかになりました。自分の中から浮かんだイメージを大切にすることも立派なことですが、時に相手の出方や演じ方に合わせることも演劇では必要です。振り返りではそんな指摘と併せて、よりドラマチックに展開させる方法として、登場人物や状況による立場の差を明確にすることがアドバイスされました。つまり相手に合わせすぎると物語が劇的に動かないということです。このバランスが難しくも面白い訳です。

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即興芝居を一通り演じ切った後は、旧稽古場に出向いて最後の一仕事、床磨きを行いました。もう使うことのないフロアですが、これまでの感謝を込めて劇団員たちがきれいにしました。床だけではなく壁、ガラスなども奇麗にしています。この場所では数々のドラマが生まれ、また、私たちも劇団員として、人間として育てられました。全員がそういった思いを胸に、とても集中して作業していました。そして、これでとうとう12年間以上お世話になった稽古場ともお別れです。

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そんなわけで、新天地での活動をスタートさせたてあとるみのりを、今後ともよろしくお願いいたします。

7月14日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 14.2022 稽古レポート
普段制作部と稽古を行っているハートランドみのりの移転まであと1週間。つまり、永らく見慣れた風景とも今日でお別れです。制作部も、稽古でも、お世話になったこの空間への感謝や思い出があふれていました。

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制作部に訪れた団員からは、既に片付けや荷造りが進んでいる室内の雰囲気に「引っ越すんだなぁって実感がありますね」「いかにも引っ越し前って感じです」「心なしかいろいろ片付いている気がする」と口々に語っていました。それでも作業の方はいつも通りに、それぞれが担当する商品の製造を進めています。本日は5名の団員が作業に当たっていましたが、5名それぞれが異なる商品に向き合っていたのが印象的でした。

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午後の稽古では先週から継続した企画、思い出キーワードエチュードを実施しています。3人一組で2問のお題を即興で演じるという試みです。2チームそれぞれが無難にまとめたり、派手に盛り上げたりというそれぞれの即興作品を披露してくれました。この様子は後日YouTubeに公開予定です。即興に挑戦後は総監督からの総評として「即興である以上バッチリ上手くいくということはない。大事なのはもっとこうすればよかった、あの人にこう返せばよかった、こんな展開にすればまとまったという、逃した展開(きっかけ)に気付くこと。それを普段の脚本を読むときの意識に還元させること。物語の展開の中で重要な出来事が何なのか、それを引き立たせるには自分はどうすればいいのかを考える力になるから」といった言葉がありました。

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その後は劇団員それぞれの、現在の稽古場の思い出トークを行いました。「ここで初めてこの劇団の公演を見て、初めて入って演じた」「ここに客席作って公演やってたんだなぁ」「ここで色々なことを学ばせてもらった」「どんなに頑張っても苦じゃなかった」「ここで稽古して、公演して、そして外の劇場に初めて出て行ったんですよね」などなど、在籍が長かった人も、短めの人も、それぞれがこの場所に抱く思い出を語っていました。紛れもなく、いい場所だったと言えるでしょう。そして「新しい場所でもまだまだ続くよ」という意見が共通していたのも頼もしい限りでした。

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そんなわけで、次週の活動は引っ越しのためお休みです。再来週は新しくなったハートランドみのりでの初活動になる予定です。そんな場所なのかも含めてお楽しみに!

7月7日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 07.2022 稽古レポート
世間は七夕。その影響があったのか関係ないのか、突然雨が降ったり晴れたり曇ったりという慌ただしい空模様でした。

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10時からの制作部はお休みの団員が2名いたため、随分人が少なく感じました。しかし、いつも以上に静かで集中した作業を行うことが出来たのも事実です。この日は新しい試作品に取り組む団員もいました。その一方で商品化が決まったグッズの量産に入る団員もいました。同時進行で色々なスケジュールが動いていました。それぞれが自分の得意なスキルを活かして取り組んでいる様子が、以前よりも色濃くなってきた気がします。

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13時からの稽古では総監督から「この場所での活動は来週で最後なんですよね。最後に何か企画をやりますか?」との声かけがあり、次週何かをやることになりました(事業所移転に伴い現在の稽古場での活動は次週で終了)。「ここではいろいろあったね」「10年以上だもんね」「昔はここで公演もやったんだよね」「初めて見たのがここでの作品だった」などなど、それぞれの稽古場への思い出が語り合われる中、その思い出のキーワードをお題にしたエチュードをやろうという話になりました。

次週お届けするこの企画、あまり思い出に縛られ過ぎず、お題に対して純粋に即興芝居をやることがルールです。しかも、最近は二人組での挑戦が多かった我々ですが、今回は3人一組というチーム編成になりました。この場所での歴史を良く知っている人をバランスよく振り分けてチームを構成しました。複数のキーワードからそれぞれのチームに同じお題が出されるというのも、今回初の試みです。チームごとに「このお題が来たらこんな展開にしよう」「最初に私がこうやって言うから…」「楽屋って言うと、やっぱりこうかな?」などと大まかな段取りを確認していました。

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話し合いの中で目立っていたのは、エチュードの話というより純粋な思い出話でした。当時を知らない団員に、知っている団員が「こうだったんだよ!」と、実際の距離感や動きを再現して見せたり、「確かここに棚を置いて動線を確保してたんだよ」と物の配置を回想してみたりと、次から次へと何年も前の話が繰り返されていました。それだけこの場所での稽古や公演が劇団員の印象に強く残っているのでしょう。現在の劇団員のほとんどがこの場所で初めて「てあとるみのり」を知った人ばかりですから当然かもしれません。「初めて稽古を見た日は本格的にやってるんだなと思った」「ここは本物の劇団だと印象に残っている」などと、それぞれの第一印象が語り合われてもいました。

さあ、そんなこんなで、次週には3人一組のエチュード企画が行われます。この稽古場への思い出や感謝を込めて、どんな物語が披露されるのか?このエチュードは後日動画でアップされる予定ですのでどうぞお楽しみに!


6月30日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 30.2022 稽古レポート
6月最終日の30日。この日は月末だからというわけではないのでしょうが少々賑やかな活動でした。

午前中の制作部は賑やかというよりここ数週続いている安定路線でした。それぞれが真剣に自分の作業に取り組み、ほとんど無駄話もなく進行しています。「みのり文化祭」の周知チラシデザインも、先週から修正が加えられて完成しています。「これで宣伝ができるぞ」と、制作部の面々は意気揚々でした。

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午後の稽古はかなり賑やかでした。月末にハートランドみのりで開催されるオンライングループ「月末オンライン」とのコラボ企画だったからです。内容はオンラインで参加している人に、てあとるみのりの面々が昔話や有名な童話をジェスチャーで演じ、それが何の話か当ててもらうクイズでした。演じる側にもこたえる側にも難しく、それでいて離れていても成立する催しです。挑み甲斐があります。

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まずはチーム分け。これがなかなか重要です。ランダムに決めていったつもりが、意外と収まるところに収まった感じもしました。中には似たようなデザインの服を着た者同士が組むという奇跡的展開もありました。そして、みんなが知っている有名な物語をどんどん挙げ、本番はその中からランダムに出題されるという仕組みになりました。いくら良く知っている物語でも言葉なしで表現しなければいけませんので、本番までのチームごとの前打ち合わせが重要です。どのシーンをどのように表現するのか?二人の役割分担をどうするのか?そもそもこんな話で正しかったか?などなど、それぞれが検討していました。

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そしてオンライン参加者と中継をつないでの本番。各チームがどれだけ正解してもらえるかのポイント制で勝負しました。どの物語がお題になるのかによって多少は難易度に差があったかもしれませんが(演者にとっても解答者にとっても)、すぐわかってしまうよりも「え?これはなんだ?」「わかんない!」とややこしくなる方が盛り上がった印象があります。最終的には僅差で勝利チームが誕生しましたが、どのチームもポイント獲得ができ、時に意外なほど素晴らしい演技で明快な正解を引き出した人がいたりと、存分に楽しい時間になりました。もちろん、何をどう表現するかという演技の勉強にもなったはずです。形はオンラインであれ、人の前で発表するということは、それぞれの思い入れも強くなるようでした。

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